これから留学を控えている人にとって、一番重要なことは留学をしてから「成果を出すこと」にあります。ただ、成果の種類は人によってそれぞれ違います。
例えば以下のような成果を目指す人がいるでしょう。
・留学をして海外の友達を30人作って帰国する
・英語でコミュニケーションが取れるように、語学力を向上させる
・海外の文化や言葉に触れることで自分の価値観や世界観を広げる
このように、さまざまなものがあります。これらに共通する点は「何かしらの成果を出す」ことです。そして上記のような結果を得るためには大切な考え方があります。
そこで今回は、「留学で結果を残すために一番重要なこと」についてご紹介します。
目次|このページでわかること
努力をしないと留学では結果は出せない
多くの人は努力を嫌います。なぜなら努力の結果は時間がかかるため短時間で報われることがないからです。また、人は痛いことや辛いことを嫌います。そのため、努力をすることを嫌うのです。
そもそも、人間が努力を嫌うのはなぜでしょうか? 努力を嫌う理由は主に以下の3つに絞られるでしょう。
・面倒臭い
・目に見える成果が出るまでに時間がかかるため、飽きてしまう
・努力の方向性が本当に正しいのか、迷ってしまい自信をなくす
これらの理由により努力をすることそのものに対して面倒と感じるのでしょう。しかし、努力をしなければ留学では結果はでません。そのため留学をしたら必ず努力をしてください。
ましてや日本人である私たちが英語圏で留学するわけですから、人並み以上の努力をしなければ留学先の学校で成果を残すことなどできるはずがありません。
努力の次に重要なのが、努力の方向性を間違えないです。努力の方向性を間違えてしまえば、結果は出づらくなるからです。そのため、努力の方向性を間違えないことで、「留学をしてから英語が話せるようになる」などの結果を残すことができるのです。
努力の方向性を間違えない
努力の方向性を間違えないためにあなたができること、それは「英語が話せる人から教わること」です。要は、ネイティブです。彼らから教わることで、あなたの英語力は上達していきます。ただ、ネイティブでも教わった方が良いタイプとそうでないタイプがいます。
これは何かというと、「日本や日本人と交流を持ちたいと考えているネイティブから教わること」です。このような考えをもっているネイティブと時間を一緒に過ごすことであなたの英語力は伸びていきます。
私の場合、日本に興味を持っているカナダ人の学生が通っていた学校にいました。彼は自分で日本について自分なりに調べていたり、日本語を勉強していたりしていました。
彼の日本に対する情熱を感じた私は、両親に相談し「日本に一時帰国する際に、学校で出会ったカナダ人の友達を実家に少し泊まらせて良いか?」と尋ねました。両親も快く了承してくれたことで、そのカナダ人の友人は私の実家に1週間ほどホームステイをすることになりました。
そして彼は今では、日本人女性と結婚し子供も授かり、東京に住んでいます。パートナーとの日常会話は日本語で意思疎通を取っているため、日本語も流暢に話すことができます。
このように、日本に対して情熱を持っているネイティブと出会うことです。日本に興味を持つネイティブと出会い関係性を構築することで、あなたは彼(彼女)から英語を教われば良いのです。
また、日本について理解を深めているネイティブであれば、日本人がつまずき易い英語表現(文法)についても上手に教えてくれます。そのため、あなたは継続して英語の勉強を続けることができるようになるでしょう。
これが、努力の方向性を間違えないための一つの考え方になります。
努力は裏切らない
努力は裏切りません。ただ、時間がかかるため留学をして流暢に英語が話せるようになるまでには時間がかかるだけです。このことを理解して取り組み続ければ、「英語が話せない」などと言って落胆する気持ちを抑えることができるでしょう。
例えば、プロ野球選手もいきなりプロになることはありません。一流の世界で活躍し続けるためには、毎日の努力が当たり前だからです。それがプロ選手の仕事だからです。例えば以下のような基礎練習がプロの世界では当たり前にあります。
・毎日の筋トレ
・食事管理
・走り込み
・素振りやノック、キャッチボールなどの基礎練習
・打撃練習etc.
これらの積み重ねを継続的に行った結果、プロとしての成績を残すことができるのです。
これは留学でもまったく同じです。英語を話せるようになりたければ毎日の努力は必須なのです。例えば以下のようなものがあります。
・洋書を読む
・英単語を覚える
・ネイティブと英語でコミュニケーションをとる
・英語でエッセイを書いてみる
・英語で日記をつけてみる
・洋楽を聴いて、英語の発音を高める(維持する)
このように自分で行うことができる努力の種類はたくさんあります。そのため、「英語が話せない」「日本に帰りたい」などと悲観的に考えることはしないでください。
努力の成果を早く得るために自分の英語を分析する癖を持ちましょう。あなたの英語は何ができていて、何が足りないのでしょうか? これらを分析することによって、次の施策が見つかるでしょう。
そして、できることを淡々とやり続けることです。それ以外に留学をして英語という分野で大きな成果を出すことはないことを理解してください。
何かを捨てなければ、前には進まない
何かを得ようと考えたとき、その一つに集中した方が成果を早く得やすくなります。なぜなら、同時に複数のことを行うより、1つに集中して資源(時間・お金・体力・情報)などを投資した方が良い結果を招きやすくなるからです。
例えば、英単語と英文法を同時に学んだとしたら頭が混乱してくるのではないでしょうか? 英単語なら英単語に集中する、英文法なら英文法に集中するなどして小分けにして考えていかなければいけません。
ことわざに「二兎を追う者は一兎も得ず」という言葉があります。これは、「欲をかいて同時に2つ以上のことを行い結局は両方とも失敗に終わってしまうこと」をいいます。
一遍(いっぺん)に2つ以上のことを行うと失敗する確率が高まりますし、その知識に対する熟練度が上がっていきません。そのため、この言葉を意識して、一つひとつを取り組む思考を持ってください。
今回お伝えした内容を理解した上で、留学してから努力をし続けてください。素直に続けた人のみが、充実した留学生活を送れるようになります。