留学によって英語力を高めるための適切な心構えを理解する

カナダ留学の心構え

留学志望者がよくする質問に「どのくらい留学すれば英語が話せるようになりますか?」というものがあります。この問いに対する結論をいいますと、それは誰にもわかりません。そしてそもそも、そのような質問をすること自体が無意味だということを理解する必要があります。

なぜなら、その質問をしているときの本人のマインドは、とても依存的な状態であるからです。さらにそのような人の共通点として、成果を「すぐに」「楽に」「簡単に」求める傾向があります。

当たり前ですが、すべての物事において「すぐに」「楽に」「簡単に」手に入るわけがないのです。

そこで今回は、留学によって高い英語力を身につけるための心構えについて解説していきます。

目次|このページでわかること

留学で英語力を高めるための放物線を理解する

例えば、あなたが野球選手を目指していたと仮定します。この場合、果たして1年後にプロ野球選手になることができるでしょうか? これは現実的に不可能であることは、誰もが理解できるはずです。そしてこの考え方は、留学してから英語を取得することについてもまったく同じです。

多くの人は、「どのくらい留学すれば英語が話せるようになるか」を知らないと思います。そのため、このことを理解しておくだけでもその後の考え方が変わってきます。

一般的に留学をして英語を取得するための道筋は、下図のようになると多くの人が思っています。1しかし、実際はこのようなストレートな道筋になることはありえません。

成功するために描く道筋としては、以下の図のようになります。実際の成長曲線この図のように、一定期間の間は成果がなかなか表に出てきません。言い換えれば、この期間が英語の基礎を身につける期間になります。そのため、決して努力の量に比例するような結果は得られません。そして、英語の取得に年単位の努力を必要とする理由がここにあります。

私が英語を話せるようになるまでにかかった「時間」と「努力」

上図で示したとおり、成果が出るまでにはある程度の時間がかかります。そのため、芽の出ない段階であっても諦めずに続けなくてはいけないのです。

私の場合、留学して1年目は英語がそこまで上達しませんでした。しかし3年目からは、ある程度の成果が出るようになりました。具体的な成果を挙げると、3年目に英語の授業のテストで83点(100点中)を取ることができました。

このとき、教師からは「Good work Kenji! Keep working hard.」というコメントをいただきました。

このように、どれだけ時間がかかったとしても「3年目あたりから、ある程度の成果が出てくるようになる」ということを理解してください。

そしてこのことは、「最初の2年間で英語力の基礎作りができた」と考えることができます。

行動し続ける「メンタリティー」を持つ

上記の内容を理解しておくことで、英語学習に挫折する気持ちを消すことができます。なぜなら、あらかじめ上図のような法則が働くことを理解しておけば、一喜一憂する必要がないからです。そのため、英語の勉強に集中して取り組むことができます。

実はこの法則は英語だけでなく、すべての分野に共通します。語学の世界はもちろん、スポーツの世界、ビジネスの世界などありとあらゆる分野に共通する法則なのです。

そのため、結果が出なくても、諦めずにコツコツ継続して行動し続けるメンタリティーをもつことがとても重要になります。なぜなら、途中で心が折れてしまえば、それまで積み重ねてきたものすべてが消えてしまうからです。

芽が出ない時期をどれだけ耐えられるかで、その後の結果が変わる

しつこいようですが、留学したからといって、すぐに英語が話せるようになるということはありません。努力して成果を出すためには、一定期間の時間を必要とします。しかし、努力の結果は遅れて現れることを理解しておけば、多少なりとも心に余裕ができるのではないでしょうか。

そして努力を続けていれば、あるときを境に一気に上昇気流に乗ることができます。これは、あなたが留学先で英語が話せるようになるときも同じです。

一度上昇気流に乗ってしまうと、現地生活がとても楽になります。ここまで耐えられるか、耐えられないかは本人の意思で決まります。

正直なところ、最初に得られる成果は微々たるものです。実際に留学した場合には、留学先で「自分は本当に成長しているか?」「本当に大丈夫なのか?」と不安な気持ちになるときがあるかもしれません。そのときは、私がここで書いてある文章を思い出してみてください。

今回述べたように、冒頭でお伝えした「どのくらい留学すれば英語が話せるようになるか?」という質問自体が無意味だということを理解していただけたでしょうか。

留学によって英語を高めるためには、「すぐに」「楽に」「簡単に」などの甘い言葉に騙されてはいけません。

実際に留学をすると、英語に伸び悩んだり、「なかなか英語が上達しない」と感じたりすることがあるかもしれません。それでも、継続して努力をすることによって、少しずつ成果が表に出ることを信じてください。

なぜなら、芽が出ない時期をどれだけ耐えられるかによって、その後の結果が大きく変わってくるからです。このことを認識した上で、諦めずに努力を続けていってください。