留学をして英語力を磨こうとする姿勢はとても重要です。しかし、それ以前にもっと大切なことがあります。それは、留学をする目的を明確にすることです。
あなたが海外留学をする目的は何でしょうか？ この理由は留学をスタートする前に決めておかなければいけません。そして、「ただ何となく留学して英語が話せるようになれればいい」などの軽い理由ではいけません。
留学を希望する場合、「なぜ留学をして英語を磨きたいのか？」「留学をしてどうなりたいのか？」などを自問自答することはとても重要です。
目次｜このページでわかること
留学に目的を持つことの重要性
留学をする人の中には、留学中にホームシックになる人がいます。なぜこのようなメンタリティーになるのでしょうか？ それはそもそも、「留学をする目的・理由」が決まっていないからです。
英語に限らず、語学という分野は短期間で成果を出すことができません。なぜなら、語学習得には年単位の時間を必要とするからです。そのため、留学先で自分の思うような結果が得られない人は、モチベーションがどんどん下がります。
そして、留学をする目的などが明確になっていない人は、このときに挫折をしてしまいます。最終的には、「日本に帰りたい」などと軟弱な気持ちになるのです。
この負のサイクル状態に陥ると、主体性がなくなり消極的に物事を考えるようになります。そして、良い結果が生まれなくなってしまいます。そのため、留学をする際は必ず「留学をする目的・理由」を明確にしてください。
留学をする目的は人によってさまざまです。例えば、以下のようなものがあります。
・留学先で海外の友人を作るため
・留学を通して世界で活躍できる人材になるため
・英語を使った仕事に就いて、家族に恩返しするため
・留学をして自己成長をするため
・留学先で自分の専門性を高めるため etc.
留学する目的が決まると、勝手にモチベーションが上がってきます。留学数r目的を決定するときのオススメの方法は、白い紙に「留学する目的・理由」を書くことです。
さらにこのとき、「目的・理由」をたくさん書けば書くほど、情熱が湧き上がります。コツはモチベーションが上がるまで「留学する目的」を紙に書くことです。
留学する目的が決まることで気付くこと
実際に、白い紙に「留学する目的・理由」を書いていくと気付くことがあります。それは、「両親・家族のおかげで、自分は海外留学をすることができる」ということです。
「英語を話せるようになりたい」「英語を使った仕事に就いて、家族を守りたい」「留学を通して世界で活躍できる人間になりたい」など、高い志を持つことはとても素敵なことです。
ただ、その夢・目標を叶えてあげようと陰で支えてくれているのが、あなたのご両親・ご家族だということを決して忘れないでください。
そして、もし現地生活で落ち込んだ時は、次の2つの質問を自分にしてあげてください。それは「努力するのは誰のためか？ また、何のためか？」「私は留学を通してどうなりたいのか？」です。
現地に住むと、自分の現状と理想のギャップに悩むことがあります。自分の英語レベルの低さに落ち込み不安になるのです。しかし、絶対に自分の気持ちを下げないでください。
正直、私も落ち込むことはありました。例えば、「テストの点数が赤点で単位が取れなかったとき」や「プレゼンテーションで失敗をしたとき」などに不安になることがありました。また、「私はこれからもここでやっていけるかな？」と悩みました。
しかし、そのような気持ちになったとき、白い紙を出して上の2つの質問に対して答えていくことが大切です。これらを書いていくと、留学にきた理由が明らかになります。
そして、「今の自分があるのは、陰で支えてくれている両親・家族がいるからだ」と気付くことができます。なぜなら、海外留学をするにはたくさんのお金を必要とするからです。例えば、実際に海外へ行かせるための航空費、現地での滞在費、学費など多額の費用を必要とします。
それでは、この費用はどこから捻出されるのでしょうか。大半は親からです。親が昼だけでなく夜も働き、必死に作ったお金かもしれません。そのため、あなたが現地でがんばっているときは、日本にいる家族が応援してくれていることを忘れてはなりません。
ご家族のためにも、あなたはがんばらなければいけないのです。
私は両親には本当に頭が上がりません。自分が英語を話せるようになったのは両親・家族の支えがあったからだと思っています。学生の頃にはわかりませんでしたが、社会人になってわかったお金を稼ぐことの大変さなど、両親には感謝の気持ちがいつもあります。
ぜひ、留学をする目的・理由を最初に決めてください。そして、支えてくださるご家族がいることを忘れないでください。常にそれらを意識して努力をすれば、あなたは必ず留学生活をやり遂げることができます。
