留学でうまくいく人ほど、物事をポジティブに考える

カナダ留学の心構え

「実りある留学生活を送り、良い結果を出したい」と思ったとき、どのようなマインド状態でいるかということは、留学生活を充実させる上でとても重要になります。

その理由は、考え方がネガティブな思考でいると、不安な考えに陥るからです。一方、ポジティブ思考の状態でいると、前向きに物事を捉えることができ、目標に向かって常に前進し続けることができます。そのため、良い結果を招きやすくなります。

このページでは、ポジティブ思考な人であるほど留学生活で良い結果を出せる理由について説明します。

目次|このページでわかること

成果を出し続ける人の考え方

私は本を読むことが大好きです。そこで、偉人の言葉を読んでいると「共通して同じことを考えている」と気付くことがあります。経営者、発明家、スポーツ選手などまったく違う業種にも関わらず共通して同じことを言っています。

所謂(いわゆる)、何かしら一流の分野で成果を出し続ける人に共通する考え方があるのです。それは「どれだけポジティブに考えることができるか」です。

以下に、この考え方に当てはまる事例をいくつかご紹介します。

1人目は「トーマス・エジソン氏」です。彼は電球の発明に成功したとき、「1000度の失敗をしたわけではない。1000のステップを経て電球を発明したのだ」と答えています。

つまり、彼は失敗を成功までのステップとして捉えており、1000回の過程を経て偉業を達成したと解釈しているのです。ここでのポイントは、999回まであきらめることなく実験を継続した精神力と思考にあります。

2人目は「ベーブ・ルース氏」です。彼はメジャーリーガーであり、生涯にわたり714本のホームランを打ち、その大記録を達成するために1330回の三振をしている選手です。

彼の場合は三振をすることがホームランに繋がると信じており、ポジティブに考えて行動し続けた結果、714本というホームラン数を出すことができたのだと思います。

3人目は「カーネル・サンダース氏」です。ケンタッキーフライドチキンの創設者である彼は、世界で初めての「フランチャイズビジネス」を考えました。

しかし、カーネル氏のビジネスは順風満帆というわけにはいきませんでした。実は、彼のビジネスの初受注は、1010社目の契約であったそうです。その後、彼のビジネスは世界80カ国に広まり、1万店舗以上のチェーン店を作り上げました。

カーネル氏の成功も前述の2人と同様、1010社目まであきらめなかったポジティブマインドにあります。

彼らの事例から、いくつか学べることがあります。まず1つ目は、目標を達成するまで諦めなかったことです。3人とも1000回以上、同じ一つのことに取り組んでいます。そして2つ目は、ポジティブに物事を考え、人生を好転させたことです。

このことから、目標を達成するためには、「どれだけポジティブに考えることができるか」、そして「達成するまであきらめないマインドセットを持つことができるか」が重要だということを理解することができます。

できない理由を探すのではなく「どうやれば成功するか」と自分に問いかける

先ほど述べた内容は、留学にも当てはまります。現地生活では、自分の想定通りに物事が運ぶことはなかなかありません。むしろ、最初の頃は大変なことの方が多いです。

例えば、「先生の言っていることがわからない」「宿題がどこだかわからない」「自分の思いをうまく英語で伝えることができない」などがあります。その大変な時期を支えるのが、ポジティブに物事を捉える思考になります。

そのため、「できない理由を探すのではなく、どうやれば成功するか」と常に自分に対して問いかけることが大切です。起きた出来事から学び、それをプラスの方向に作用させるのです。

例えば、私は自分に対してこんな問いかけをしました。

・どうやったら現地で、たくさんの友達を作ることができるかな?

・どうやったら現地で、語彙力を効率的に引き上げることができるかな?

・どうやったら学校の成績をもっと伸ばすことができるかな?

・どうやったら授業の理解度を深めることができるかな?

・学校の成績を伸ばすためには、誰から教わればいいかな?

このような質問を自分に対して問いかけ、それらに対して一つひとつ取り組んでいくのです。結局、人生をより良くしたいと思うのなら、自分で創意工夫をするしかないのです。それ以外の方法はありません。そのため、留学をするときに以下のような考えをもつのはやめてください。

・留学しても英語が伸びない

・日本人がいる所に留学してしまったから英語が話せない

・何をどうすれば留学生活が充実するのか分からない

・どうやったら現地で友達が作れるかわからない

・先生の言っていることがわからない

上記のような不平不満を言っているうちは、留学しない方が身のためです。

誤解を恐れずにハッキリお伝えすると、そのような甘ったれたマインド状態で留学をしても、現地での生活に苦しむだけで良い結果を招くことはできないからです。

私が、なぜここまで厳しいことをお伝えするかというと、留学生活にはマニュアルが存在しないからです。すべて自分で創意工夫をして、一つひとつの問題を乗り越えていかなければいけません。そのため、前述のような甘い考えは本当に捨ててください。

なにかチャレンジをしたら、その都度必ず振り返る

そして、何か自分がチャレンジをしたあとは、必ず振り返りを行ってください。目標への挑戦に失敗は存在しません。「そうか! これをやったらこんな結果になるのか」とすべてを学びに変え、次の行動につなげれば良いのです。

仮に良い結果がでなくても「今に見てろよ!」とモチベーションを自分で鼓舞してください。何度も何度も壁にぶち当たっても、その度に考えながら前に進むように行動し続けてください。

結果が出るまであきらめない心を磨き続けることで、あなたは現地生活で自信がもてるようになり、メンタルが強くなります。

また、多くの人は「考えること」を面倒臭いと放り投げてしまう傾向にあります。しかし、それでは良い結果に結びつけることができません。

そのため、「今日はこんな良い結果が出た! しかし、なんで良い結果がでたのだろう?」と考え、良い結果がでた理由もしっかり分析してください。その積み重ねがあなたの留学生活をより良いものとし、同時にあなたの英語力も向上していきます。

そのため、ポジティブに考える思考と行動力があれば、遅かれ早かれ必ず、留学先での生活や学校の成績で良い結果を出すことができます。そして充実した留学生活を送ることができるようになれば、英語で話している自分が楽しくなります。

ぜひ、今回お伝えした「留学生活で必要なマインドと思考」を身につけてください。あなたの留学生活が良いものとなるよう、応援しています。