田舎に留学をしたら一人の時間を楽しむことが大切

Top view of smiling young Asian man wearing eyeglasses lying on hardwood floor with notebooks around him

田舎に留学をすると、勉強だけでなく遊ぶときも頭を使って行動し、知恵を使うようになります。なぜなら都会とは違って、田舎には娯楽が少ないからです。

田舎には遊ぶところが本当にありません。遊ぶにしてもやることは大体が決まっています。そのため、必然的に「何をして遊ぼう?」と自分の頭で考えるようになります。

お金を使う遊びもあれば、お金を使わない遊び方もあります。お金を使う遊びであれば、「映画」「ビリヤード」「ゲームセンター」「ショッピング」などがあるでしょう。お金を使わない遊びであれば「サッカー」「バスケットボール」などのスポーツがあるでしょう。

また、「休みの期間」によっても遊び方は変わってくるでしょう。夏休みや冬休みなど、まとまった休みを利用してどこかに遊びに行くこともできます。例えば私の場合、夏休みや冬休みを利用して仲間とキャンプやスキーに行きました。

ただ、キャンプやスキーなどは、まとまった休みがあるときにしか行くことができません。しかも上記のような遊びは、一人ではなく大勢で遊びに行くことが多いでしょう。

海外で、キャンプやスキーを大勢の人と遊ぶと楽しい気持ちになります。しかし、中には「たくさんの人と長期間を一緒に過ごすと疲れる」という人がいます。

そこで私が今回お伝えしたいのは、留学先で「一人でいるときの時間の使い方」です。特に田舎は、都会と違ってすることが限られています。都会に留学すれば多くの誘惑がありますが、田舎ではそのようなことはありません。

このページでは、「田舎に留学をしたら一人で楽しむ時間を持つことの大切さ」と「一人で考える時間を持つことの大切さ」について解説していきます。

目次|このページでわかること

なぜ田舎に留学をしたら一人で楽しめる趣味が重要か

Pretty teenage girl with open book looking at camera

若くして留学をすると、多くの学生は「常に誰かといないと寂しい」と言って、毎日誰かと遊んだり一緒に食事をしたりして行動を共にしようとします。

しかし常に誰かと一緒に行動を共にすると、精神的に疲れてしまいます。もちろん一緒に遊んだり、食事に出かけたりするのは楽しいに決まっています。しかし、一人で時間を過ごすことも非常に重要です。

その理由は、常に他の人と一緒にいると気疲れをしてしまうからです。そのため、ときどきは一人の時間を持つことが大切になります。それではそもそも、なぜ多くの人と会っていると気疲れをしてしまうのでしょうか?

その理由は、相手のことを思いやったり配慮をしたりするからです。具体的には、他の人と一緒に行動を共にすると、相手のことを気遣ったり考えたりするようになります。

このとき、あなたは相手に意識がいっています。相手のことに対して思考するということは、自分のエネルギーを使っています。他者と接しているため、精神的にも多少なりのストレスが発生しているのです。

しかし、一人で行動する分には自分のことだけを考えれば良いので、気疲れをすることがありません。これが一人でいる時間を持つことの理由です。

言い換えれば、常に誰かと一緒にいる楽しさとは「多少なりとも緊張感がともなう楽しさ」だということです。

緊張感を常に持った状態で人と会い続けると、精神的に疲れてしまいます。要は、人と会うことで自分の体力(エネルギー)を使っていることになります。そのため、自分の精神を充電するためにも一人の時間を持つことは大切になります。

私の場合、留学をして最初は高校の寮で2年間生活しました。そして、その後はアパートを借りて一人暮らしをしながら高校に通いました。確かに、寮生活のときは一人の時間を持つことはなかなかできませんでした。

ルームメートもいましたし、部屋を出れば寮生がたくさんいます。人によっては、「Hey Kenji! What are you doing?」と言って、私の部屋にズカズカ入ってくるフレンドリーな寮生もいました。これはこれで有り難いことでした。

なぜなら、留学をして英語力を伸ばしたい時期でもあったからです。むしろ、最初の2年間は人と会いまくり、常に自分の英語力を伸ばすように時間を工夫して使っていました。

ただ、私自身留学をして3年目を迎える頃には、「そろそろ一人暮らしをしようかな?」と考えていました。このときの気持ちとしては、「私だけの一人の時間が欲しかった」ということになります。

そのため、アパートで一人暮らしをしてからは自分だけの一人の時間を確保することができました。そして、アパート暮らしのときには、以下のようにして一人の時間を過ごしていました。

・サッカーボールを持って公園でリフティングをする

・お風呂に浸かりながら洋楽を聴く

・自分で手料理を作って食べる楽しみをもつ

・カフェで読書を楽しむ

・一人でビリヤード場に行き、ゲームを楽しむ

・散歩をする

このように、自分一人だけのゆっくりと過ごす時間を持つことができました。ゆっくりと一人の時間を持つということは、「自分の精神が解放されている状態を作り出すことができる時間」になります。

なぜ解放されているのかというと、周囲に気を使う必要がまったくなく、リラックスした状態にあるからです。このように、心が癒される時間を持つことができるのが一人の時間です。

そして一人の時間を楽しめるようになると、とてもリフレッシュができて気分転換になります。そのため、次の行動にもパワーが出ます。ですから、ぜひ「孤独の時間」を楽しむ余裕を持つようにしてください。

孤独になることを怖れる人が稀にいますが、発想を変えてみてください。考え方として、「人と会っているときは楽しく過ごし、さまざまな刺激を受けて勉強になる。だからこそ、オフの時間はゆっくり一人で過ごす」ということです。

留学をしたら一人で考える時間も持つ

Note book and light bulb on wood table

留学をして「孤独な時間」を持てるようになると、一人で考える時間が増えます。このときに大切な時間の使い方は、「自分の英語力を高めるために何ができるか?」「この1ヶ月で得たいことは何か?」などと思考をして戦略や目標を考えることです。

このように「一人の時間」を持つ理由は、常に人といるとゆっくり自分と向きあう時間が持てないからです。たまには一人になって、自分の英語力や今後の人生について客観的に分析する時間を持つことはとても大切です。

このような行動を取ると、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後と時間が経過するに従って、「自分の英語力はどの部分がうまくいっていて、何を補う必要があるのか」などと考えられるようになります。そして、人生においても夢や目標が出てくるようになるでしょう。

その結果、俯瞰(ふかん)して自分の英語力や人生について確認することになり、強化するべきポイントを自分で把握することができるようになります。そのため、上記でお伝えしたリラックスする時間とは別に、「一人戦略会議」の時間も合わせて持つようにしてください。

より具体的にいうと、一人戦略会議で考えることは以下の6つです。以下では、自分の英語力を客観的に確認する方法について解説しています。以下の図を確認してください。

BSテーマ

・Speaking(話す力)

・Listening(聴く力)

・Reading(読む力)

・Writing(書く力)

・Time(時間の使い方)

・Emotion(感情・精神状態)

A4ノートを1枚使い、上記の図を描きます。そして、上記であげたそれぞれ6つのテーマを客観的に分析していきます。

「話す力は上達しているか?」「聴く力はどうか?」「読む力は?」「書く力は?」「時間の使い方はどうか?」「心の状態はどうか? ハッピーな気持ちを感じているか? それとも不安や気になることはあるか?」などとすべての項目をチェックしていきます。

そして、これらを解決するために「何をどうすればうまくいくか?」ということを紙に書き出す癖をもってください。

私の場合、それぞれのテーマに対して10点満点の条件を出します。条件でなくても「理想の状態」でも良いです。要は、「あなたが考える10点満点」を書き出すことです。例えば、Reading(読む力)のテーマでは「1ヶ月で洋書を2冊読もう」と決めたとします。

現在の点数は、「まだ1冊目の半分しか読めていないから4点だな」などと客観的に判断します。そして、「2冊読み終えるために、次のステップは◯◯にしよう」などと客観的に考えることができます。

立てた目標を達成させるために、時間配分として「毎朝30分だけ早く起きて読書をしよう」などとアクションを立てることができます。そして、「毎朝30分早く起きるためには0時までには寝よう」などと前倒しの計画ができるようになります。

ここで重要なこととして、「毎朝1時間早く起きる」という目標ではなく、「毎朝30分だけ」がコツです。1時間は継続できなくても30分ならハードルが低くなるからです。仮に30分が厳しい場合は、15分早く起きるでも良いでしょう。ポイントは「継続」です。

上記はあくまでも参考にして頂きつつ、あなたがやりやすいように自分だけのバランスシートを作り、戦略的に英語の勉強をするようにしてください。

まとめ

一人の時間を有意義に使うことで、あなたの留学生活は全体的に飛躍していきます。そして、一人でいるときと友達といるときの両方の時間を楽しめるようになるでしょう。

また、上記のようなシートを使い紙に書き出すことで、現状を把握することができます。そして次の一手も見えてくるようになります。

今回お伝えした、「留学してから一人だけのゆっくりした時間を持つことの大切さ」を理解した上で、留学中は戦略的に英語を磨く努力を行い、楽しみながら英語の勉強を行うようにしてください。