留学を準備している人や現地に到着したばかりの人に多い思考として、「留学で失敗したらどうしよう」という心理状態があります。しかし、よく考えてみると分かることですが、留学に失敗はありません。
確かに、最低1週間でも留学をして「現地で買い物ができなかった」と言われれば、それは失敗かもしれません。ただ、この結果の背景には「勇気を持って行動していない」ということが最大の失敗理由として存在しています。
しかし、中学校の英語成績が「2」(5段階評価中)だった私でも、現地の留学先で買い物はできましたし、最終的には4年間の長期留学まで成功することができました。
留学で失敗したと考える人は、「成果が出ていない」ということを失敗と定義しています。しかし、これはあくまでも成果がでていないだけであって、それが必ずしも失敗ではないということを認識する必要があります。
要するに、「たまたま成果が出ていない」という結果がわかっただけであり、「次にどうしたら成果が出るか?」と思考を変えて、実行に移せば良いということになります。
このページでは、「留学に失敗はない」ことについて解説していきます。
目次|このページでわかること
私も留学したとき、最初から成果はでませんでした
冒頭でお伝えしましたが、私は中学校時代の英語成績が「2」(5段階評価中)でした。そのため、留学をして初めの頃は英語のレベルがとても低いものでした。
授業の内容を理解することができず、教師に質問をしたり、他の生徒から授業内容を再度教えてもらったりするなどをしていたため、留学初期のころは英語力がなかなか伸びませんでした。
ただし、これを失敗と捉えるかどうかは人によって考え方は違います。私の場合、「現段階では教師が何を話しているのか、一度では理解できない」ということを認識できたことが最大の収穫でした。
多くの人は留学先で、「教師が何を英語で言っているのか、内容を理解できないから失敗」と考えがちです。しかし、これはあくまでも「現段階で理解できていない」という結果があるだけあり、失敗ではありません。
そのため、失敗と考えるのではなく、「どうやったら教師の英語を理解することができるようになるか?」「何をすれば今よりも英語力を向上させることができるか?」と自分で解決策を考えることが重要です。
それらを考え、浮かんだことを一つひとつ実行しなければ、いつまでも同じステージで止まってしまうことを理解してください。
何も行動せず、ウジウジしていることの方が時間を無駄にすることになります。現状維持=衰退という認識を持つようにしてください。そして、「より良くするためには何ができるのか?」と考えるようにしましょう。
そもそも留学の失敗とは何でしょうか? 実をいうと、留学には失敗の定義や概念が明確に存在しないため、深く思い悩む必要がないのです。そのため、そのような思考に囚われず、結果よりも一つひとつのプロセスを重要視してください。
プロセスがしっかりしていないと、結果もついてきません。そのため、結果に意識することなく目の前のことを着実にこなす方が、良い結果がついてくるようになります。
私はこの考え方をもって留学生活を送っており、結果に一喜一憂することなく、プロセス重視で英語力を向上させるように意識をおきました。
Experience is the best teacher = 経験が一番の教師という考え方
あなたが決めたことを実行し、その結果の内容が良ければ成功を手にすることができます。たとえ、良い結果がでなくても、行動したからこそ得られる「経験・学び・気づき」があります。そして、良い結果がでても出なくても、行動した経験はその人にとって財産となります。
英語で「Experience is the best teacher」という言葉があります。これは、「経験が一番の教師である」という考え方です。そのため、失敗という言葉に惑わされず、どんどん行動に移した方が結果も早く出ます。結果が早くわかれば、自分の英語に対して軌道修正する時間も短縮することができます。
そのため、留学をしてからの結果に対して、「すべて成功(成長)している」と考えれば、それは成功(成長)であり、「失敗したな」と考えればそれは失敗になります。
最後はすべて、本人の「感じ方」で決まり、結果に対してどのように捉えるかで人生全体の充実度が変わってくることを理解してください。
結局は、自分が経験して学んだことが「一生の財産」となります。
その上で、留学すると決断したからには「失敗はない」と強く考え、「すべて学びであり成功している」「すべて絶好調に進んでいる」などと考え、留学生活を成功させてください。