「留学がつまらない」と言う人たちの特徴について

つまらない

留学生の中には、せっかく留学をしたのに「留学がつまらない」と言う人がいます。なぜこのような発言が生まれてしまうのでしょうか? 原因はさまざまであると思いますが、その原因の大半は本人に責任があります。

そして「留学がつまらない」と発言する人たちには、共通する特徴があります。この特徴を事前に理解することで、実際に留学をしても「留学がつまらない」などと言うことはないでしょう。

このページでは、「留学がつまらないという人たちの3つの特徴」と「留学先でどのように生活を送れば充実した留学生活が送れるのか」について紹介していきます。

目次|このページでわかること

留学がつまらないと考える人の3つの特徴

「留学がつまらない」と発言する人たちの共通点はその心構えにあります。そのため、以下で紹介する3つの点に気をつけて留学生活を送れば、必ず良い結果を出すことができるようになります。

共通点1:受け身な姿勢

「留学がつまらない」と言う人の特徴1つ目は受け身な姿勢にあります。留学を本気で成功させたい場合は、受け身な姿勢でいるマインドを捨て去ることが非常に重要です。

言い換えれば、重要なマインドセットとして「積極的に動く」ということが大切になります。そもそも、受け身で消極的な考え方で生活をして、留学してから良い成果を出すことができるでしょうか? このことを少し考えれば、「無理である」と理解できるでしょう。

そのため、受け身な姿勢で留学生活を送っても成果を得ることはありません。そして、留学では知識を高めることよりも先に、姿勢(態度)を良くすることの方が重要になります。

正直にいうと、英語力を伸ばすことはそこまで難しくはありません。なぜなら、英語力を伸ばしたい場合、時間をかけて英語を勉強すれば遅かれ早かれ成長するからです。それよりも大切なことは、受け身な姿勢でいないことにあります。

例えば、あなたがスキーを上達させたいと思ったとします。このとき、スキーが上手な人に教わりたいと考えるのが普通でしょう。わざわざ下手な人から教わりたいとは思わないはずです。なぜなら、上手な人から教わった方が成功確率も高くなるからです。

そして、本当に上達したいと思うのであれば受け身な姿勢にならずに積極的に自分から行動するでしょう。言い換えれば、「受け身な人は自分から行動しない人」と考えることができます。

そのため、本当に成功したければ、上手くいっている人から学ぶのが王道です。成功している人から学ぶ選択を取れば、成功へのショートカットができるようになります。

それでは、留学をして良い結果を残すためには何ができるでしょうか? 例えば以下のようなことがあります。

・現地の学生と一緒にいる時間を多くし、英語でコミュニケーションをとる

・他の国から来ている留学生と一緒にいる時間を多くし、英語でコミュニケーションをとる

・一人でいる時間のときは、英単語をインプットしたり、洋書を読んだりして英文に触れる時間をとる

他にもさまざまな方法があるでしょう。考えればいくらでもアイディアをひねり出すことができます。このように自ら考えるためには、積極的に動かなければいけません。

例えば、姿勢という漢字は「勢いのある姿と書いて姿勢」と書きます。そのため、留学をしてから勢いをもって積極的に行動すれば成功するスピードは早くなります。一方、受け身な姿勢で留学生活を送れば、成功もしなければ失敗もしないでしょう。

すべては本人の心構えで結果が大きく変わることを理解してください。

そのため、留学を考えている人は受け身にならずに、プラス思考で果敢にチャレンジするようにしてください。そして、辛いことがあっても受け身にならずに、ポジティブ精神の気持ちを持って留学してから行動するようにしてください。

共通点2:行動する前から、失敗することを恐れる

「留学がつまらない」と言う人の特徴2つ目は、行動する前から失敗することを恐れていることにあります。このような人の場合、自分から他人に対して声をかけること自体を恐れている傾向があります。

例えば、あなたがレストランで店員に対して注文するときには、手を挙げて「注文お願いします」と店員を呼び止めるでしょう。このとき、あなたは店員を呼び止めることを恐れるでしょうか? おそらくそのようなことはないはずです。ほぼ無意識で店員に声を掛け、自分が食べたい商品を伝えるでしょう。

それでは、なぜ手を挙げて店員を呼び止めるのでしょうか? それは、自分から声をかけなければ店員は気付くことはないことをあなたが理解しているからです。

実はこれは留学でも同じで、現地で生活する場合は自分から積極的に周囲に対して声をかけなければいけません。なぜなら、自分から声をかけなければ他人はあなたのことを知る機会がないからです。そして、他人はそこまであなたに対して関心がありません。

そのため、自分から積極的に「場を作る必要がある」ことを理解してください。言い換えれば、自分で自分のことを他者にアピールする必要があるのです。

このことを理解できれば、行動する前から失敗することを恐れたり、英語を話すことを遠慮したりしている場合ではないことが分かるはずです。結局、逃げずに行動した者が勝つのです。

そのため、留学をしたら行動する前から失敗することを考えてはいけません。失敗することによって、「新しい学びがあった」と考えるべきなのです。

私自身初めて留学をしたときは、「辛いこと」「苦しいこと」「失敗」などの連続でした。例えば以下のような失敗があります。

・空港に自分の荷物が届かなかった

・英語テストに合格するため、3日連続の徹夜を行った

・英語のプレゼンテーションを成功させるために睡眠時間を2時間だけ取り、事前準備を行った

・週末にダウンタウン行きのバスに乗るはずが、別のバスに乗り間違えた

・レストランで自分が食べたかった商品ではなく、別の商品が目の前に届いた

このように私の場合は、日常生活の些細な失敗から学校生活で多くの苦しい経験をしました。しかし、このような苦しみを乗り越え、結果を残すことができたからこそメンタルが強くなりました。

上記でもお伝えしていますが、逃げずに行動した者が最後は勝ちます。諦めず、失敗することを恐れず行動し続けた者が、現地に行ってからも楽しい留学生活を送れることを理解してください。

共通点3:自分から質問をしない

「留学がつまらない」と言う人の特徴3つ目は、「自分から周囲に質問をしない」ことがあります。この人たちの共通点は自分の頭の中で考えてしまい、そこで止まってしまう傾向があります。これでは、英語がスムーズに上達することはありません。

特徴2にもつながりますが、留学では自分から行動しなければ成功はありません。そのため、分からなければ積極的に自分から周囲に対して助けを求め、質問する意識をもつようにしてください。

ちなみに「何を質問していいか分からない」という人は、「自分は今、何につまずいているのか?」と一旦止まって考えるようにしてください。

また、頭だけで考えるのではなく、紙に書き出して自分を客観的に分析するのも良いでしょう。このように、一度客観的に自分を観察することによって、現在地を確認することができるようになります。

現在地を確認することができれば、「この問題を解決するために何をしたら良いのか」「誰に質問すれば良いのか」などが見えてきます。大切なことは一人で悶々(もんもん)と苦しまないことです。

例えば、「協力」という漢字は「力が3つ集まって10になる」と書きます。そのため、留学をして「辛いこと」「苦しいこと」などがあったときは一人で悩まずに周囲に協力を求め質問をして解決するようにしてください。

私の場合は、「どうしたら自分の英語力を上げることができるだろうか?」と考えた結果、現地の学生や他の国から来ている留学生と時間を共に過ごす意識を強く持つようにしました。

また、困ったことがあれば「Can you do me a favor?=お願いがあるんだけど良いかな?」と、周囲に助けを求めるようにしました。

これらを繰り返すことによって、自分の英語力が上達していることを感じるようになると、実際の学校生活でも困ることが減るようになってきます。なぜなら英語で理解できる内容が増えていくからです。

そのため、このようなサイクルに入ると「留学がつまらない」というような心理状態にはなることがありません。

最後は本人の努力

今回お伝えした3つのポイントはとてもシンプルです。それは、本人のやる気や姿勢でその後の結果が変わるということです。要は、「本人の努力次第」で結果が決まるということです。

あなたが留学をして、留学先で努力ができないようであれば最初から留学しない方が良いです。なぜなら「留学してもつまらない」とネガティブな思考に走ることになるからです。

ただ、今回お伝えした考え方を理解した上で、「私も留学をして留学先で物事をポジティブに考え、積極的に行動し、留学を通じて自分を成長させたい」と思うのであれば、ぜひとも留学してください。