留学をしたら「現地に住んでいるネイティブの友達が作れるのか」不安になる人がいます。私は高校からカナダに留学しましたが、私も初めてカナダに訪れたときは「カナダ人と友達になれるかな?」と不安になったものです。
しかし、この考えは見事に崩されました。結論、現地に住むネイティブと友達になることは難しいことではありません。なぜなら、彼らも同じ人間だからです。
彼らも同じように他の国から来た学生と友達になりたいと思っています。そのため、「現地の友達を作ることができるだろうか?」と悩むことはありません。
そこでこのページでは、具体的に「どのようにして現地の学生と仲良くなり留学生活を楽しむことができるのか」について解説していきます。
目次|このページでわかること
現地の学生と友達になるための基本
留学をしたら、たった1人でもかまわないので、深い繋がりが持てる現地に住んでいるネイティブの友人を作ると良いです。その彼(彼女)と何でも話せる関係性を作るとあなたの留学生活は飛躍していきます。
では具体的にどのようにして現地の友達を作れば良いのでしょうか。まず初めに、自分から相手に挨拶をすることです。
Hello. I’m Kenji from Japan. | やぁ。日本から来たけんじです。 |
たったこの一言を言うだけで、相手も自分の名前を名乗ってきます。すべてはここから始まります。そして次に趣味の話をすると良いです。
What do you do in your free time? Any hobbies? | 暇な時には何をしているの? 何か趣味は? |
このように相手に質問をして、相手の趣味にあなたも乗っかれば友人作りは簡単にできるようになります。
趣味の他にも、英語や現地生活について色々と教わるようにすると良いです。その一方で、あなたが彼(彼女)に日本や日本語について教えてあげるようにすると、お互いにとってより良い関係を築くことができます。
お互いに学び合える関係性が作れると、とても強固な関係を育むことができます。私の場合は、本当の意味で深い繋がりがあるカナダ人の大親友を3人作ることができました。
そのうちの1人は、私の日本の実家にも泊まりに来たことがあり、今でも家族ぐるみの付き合いをしています。その彼は千葉県に住み、日本人の女性と結婚し、子供も授かっています。
残りの2人の友人は現在もカナダに住んでいます。SNSで連絡を取り合って今も深い関係性を築いています。彼らに共通するのは日本と日本人が大好きだということです。
また、現地に住んでいる人の中には、日本に興味を持っている人がいます。
日本に興味を持っている人たちは、お寿司や天ぷらなど日本の和食を好む傾向にあります。そのため、あなたが留学する街に日本食レストランがある場合は、彼らと食事に行くようにしましょう。
現地の学生と仲良くなるためのもう一つの方法は、共通の趣味を持っている人と仲良くなることです。お互いに共通点があれば親近感が湧くため、距離もグッと縮まります。
私は現地の学生と信頼関係を持ち、彼らから勉強させてもらった結果、「Your English is very good」と言われるようになりました。
「学ぶ=真似る」の発想を持つ
日本語の言葉で「学ぶ」があります。この学ぶは、「まねぶ(学ぶ)」と同じで、まねる(真似る)とも同じ語源だと言われています。そのため、「学ぶこと=真似ること」と同義に考えることができます。
留学でもまったく同じです。人から学ぶことで自分の英語力は上達し、現地でネイティブの友人も作り、充実した留学生活を送ることができるようになります。
ぜひ、留学先の学校内で仲の良い友人を作り、彼(彼女)らから学び、TTP(徹底的にパクる=真似る)ことを意識してみてください。
もし彼らの英語が理解できない場合は、「わからないから教えて欲しい」と積極的な姿勢で関わるようにすると良いです。例えば、以下のような質問の仕方を覚えておくと便利です。
What is the meaning of this word? | この単語の意味は何ですか? |
What do you mean by that? | それはどういう意味ですか? |
How do you pronounce this word? | この単語はどのように発音するのですか? |
What do you think about that? | このことについて君はどう思う? |
そして教わったら感謝の気持ちを示すようにしましょう。その上で、良いものは積極的にパクるという意識を持つことが大切です。
ネイティブの家庭のホームパーティーに誘われたら
現地の学生と仲良くなれば、今度はその友人の家に遊びに行かせてもらう機会があります。関係性が深まっていくと、友人のご家族のホームパーティーに招待されたり、一緒に旅行に行ったりする間柄になることができます。
私自身、友人の家に招待されハローウィンパーティーやクリスマスパーティーなどに参加させてもらったことがあります。このような間柄になると、現地の友達との交流が益々楽しくなってきます。
ただ、その際はしっかりとした礼儀で接するようにしてください。
Hello. My name is Kenji. Nice to meet you. | こんにちは。私の名前はケンジです。お会いできて光栄です。 |
初めてお会いするときは必ず挨拶をします。自分の名前を名乗り、お会いできて嬉しいと感謝の気持ちを伝えることが大切です。
はじめてのホームパーティーに誘われると緊張するものです。私自身、はじめて友達の家に招かれたときはとても緊張しました。このとき、緊張を和らげるためにできることがあります。
それは、ちょっとしたお土産を持っていくことです。相手の家に手ぶらで行くより、ちょっとした物でもお土産を持参した方が相手の方は喜んでくれます。
This is a gift for you. | これ、お土産です。 |
この一文とあなたの笑顔を添えて渡せば、相手は喜んでくれます。たった一文ですが、相手はあなたのことに好感を持つようになります。
実際、私は日本から持ってきたキットカット(チョコレート)を渡したことがありますが、友達のお父さんとお母さんはとても喜んでくれました。些細なお土産ですが、ちょっとした気配りができるだけで相手の家族は良い印象を持ってくれます。
また、食事が運ばれてきたら、食事を用意してくれた感謝の気持ちを伝えると相手の方はとても喜んでくれます。文章は以下の通りです。
Thanks for preparing a beautiful meal. | 素敵な食事を用意してくださり、ありがとうございます。 |
この一文を添えるだけで、相手は「感謝の気持ちを表現できる学生なんだな」と思ってくれます。海外では感謝の気持ちを表現したり気持ちに出して想いを伝えることがとても大切だとされています。
海外では、「食事は家族全員が集まって美味しく食事を楽しむ時間」という考えがあります。そのため、素敵な食事を用意してくれたことに感謝の気持ちを表すことはとても大切です。
食事を食べ終えたら、以下の一文を伝えると良いです。
I’m so full and I enjoyed the meal. Thank you very much. | もうお腹いっぱいで、とても美味しかったです。本当にありがとうございます。 |
上記の言葉を伝えることで、「美味しくいただけた」というメッセージを発信することができます。食事が美味しかったことと作ってくれたことに対するお礼の気持ちを伝えることが大切です。
このように、あなたが友達の家族に対して良い態度で接すれば、「Come and see us again sometime.(また遊びに来なさい)」と次回も呼んでもらえるようになります。そして、友人家族はあなたのことを快く迎えてくれるようになります。
そのため、あなたが友達と友達家族に対して良い態度で接すれば、その友達家族はもちろん、友達自身もあなたに対してより信頼するようになります。
このような関係性を育むことで、生涯にわたって深い信頼で繋がった友人関係を作ることができるようになります。
まとめ
上記でお伝えしたように、ネイティブの友達を作るときに大切なことは「挨拶」「礼儀」などの人間関係で一番大切な基本的な部分です。
育った環境や言葉が違えど、同じ人間ですから思っていることは同じです。良い態度で接すれば、相手はあなたに好意を持つようになります。
そして周りから貪欲に学ぶ姿勢を持つことで、あなたの英語力は上達していきます。
今回お伝えした内容を理解したうえで、留学をしたら現地のネイティブの学生と仲良くなり、楽しい留学生活を送りましょう。