勉強が苦手な人が、継続的に楽しんで英語学習を続ける方法

PAK75_englishranchon20141206202538_TP_V

「英語の勉強が楽しくない」と悩んでいるあなたは、単純に楽しい勉強法を知らないだけかもしれません。

今回お伝えする方法は、机の前に座りテキストを開いて行うものではありません。

楽しい勉強法さえ知ってしまえば、勉強がどんなに苦手な人でも継続的に英語学習ができるようになります。

実は、留学前の私は、机の前に座ってテキストを開く勉強がとても苦手で、続けることができませんでした。

目次|このページでわかること

洋画を英語学習に使うことで得られるメリット

私が行っていた勉強法はズバリ「洋画を観る」ことです。これを行うことで、英語に必要な「単語」「文法」「発音」をまとめて吸収することができます。

では、なぜ「洋画を観ること」をオススメするのか、その理由を具体的に3つお伝えします。

メリット1:英単語、英文法が学べる

まず、1つの映画を「英字幕あり」「英字幕なし」「日本語字幕あり」「日本語字幕なし」で徹底的に繰り返し観ることが重要です。

私の場合、ノートパソコンを使って1つのDVDを約4時間かけて鑑賞し、パターンを変えて1週間続けました。この学習法をおこなうと、単語や文法を効率良く、しかも楽しく学ぶことができます。

字幕を表記しながら、映画を観ていると、「この単語や文法は普段の会話でも使えそうだ」と発見できます。このような発見があると、とてもワクワクするのです。

私は、映画の中に出てくる単語で分からないのが見当たれば、その都度、一時停止をおこないノートにその単語を書き写し、意味を調べていきました。

このようにして、単語力を高めることで、飽きずに継続することができます。しかも映画に出てくる単語や言い回しは、実用的なものばかりなのですぐに実践できるのも大きな利点です。

メリット2:リスニング力が身につく

映画を繰り返し観ると、リスニング力もついてきます。なぜなら耳が慣れ、イントネーションや発音の強弱など細かく学ぶことができるからです。

しかも、洋画は状況とセットで単語や文法を学ぶことができるので、イメージがしやすく学習効果を大きく高めることもできます。

また、前提の話ですが、映画の内容や海外の人とコミュニケーションを取る上で非常に大切なことは、相手を理解しようとする姿勢です。

例えば、あなたがラブストーリーの洋画を観ていたとします。このときに、「この女優さんの表情、声のトーン、映画のシーンから何だか悲しんでいる感じがするな」「この俳優さんは告白のフレーズを言っているな」など感じながら映画を観ていくのです。

そうすることで、相手が何を伝えようとしているのか感じ取れるようになります。これが海外の人とコミュニケーションを取る上でとても役に立つのです。

その上で映画を繰り返し観ていくと、耳が慣れ英語を理解する力が格段と上がるようになります。

メリット3:発音が身につく

最後に、字幕で表記された単語や文法を音読する学習法です。

せっかく動画を使い、耳で聴いた単語を口に出さないのは大変もったいないので音読しましょう。口に出すことで、舌に慣れさせます。

例えば、英語で「No input, no output」という言葉があります。これは、「インプットできない内容はアウトプットできない」という意味です。

そのため、単語やフレーズをインプットするだけでなく、アウトプット(音読)する必要があります。

ポイントは、意識的に俳優の「口を観察すること」です。単語によって口を大きく開けていたりするので、発音の強弱を知ることができます。

そして何度も何度もセリフを聴いて実際に声に出すことで、自分のモノにすることができるでしょう。

では、どのようにアウトプットするかというと、俳優が発しているフレーズを自分でも声に出し、俳優の発音と自分が発した発音を意識して照らし合わせていきます。

音読は何度も出すことで舌と耳に英語の音を慣れさせることが大切です。そのため、恥ずかしがらずに声を出せる環境で行いましょう。

洋画を英語学習に使う最大のデメリット

冒頭でお伝えしましたが、私は1本の洋画を、字幕あり・なし交互に1週間の時間を使って学習しました。

実のところ、私はもの凄く面倒臭がり屋で、勉強が好きではありません。「楽しく実用的な英語を学ぶには、何を取り入れたら続けられるだろうか?」と考え、私は洋画を英語学習に取り入れました。

その結果、実用的な英単語、フレーズ、発音などを学ぶことができ、1回では聞き取れなかった内容が、3回、4回と回数を増やすことで洋画の内容を理解することができました。

私は回数を増やして観ることで、徐々に英語の力が伸びていることを実感し、楽しく継続することができたのです。

しかし、この勉強法には最大のデメリットがあります。それは、「とても多くの時間を必要とすること」です。

あなたが「手っ取り早く英語を身につけたい」と考えるなら、今回お伝えした学習法はやらないでください。はっきり言って向きません。

ただ、あなたが1本のDVDを最低5回は観ることができ、「時間をかけて学ぶ」と決めることができるのなら、オススメできる勉強法の一つです。

これらの考え方を理解した上で、「楽しく、継続的に、地味ではあるけど、日常で使える英語学習したい」と思われる方は、ぜひチャレンジしてみてください。