留学したい人必見!留学期間によって変わる英語の学習方法

「留学」と一言で表現しても、多種多様です。なぜなら「何を」「どこで」「どのくらい」の英語学習をするのかにもよって、やり方が変わってくるからです。また、期間で分けて考えても数週間から数ヶ月の短期留学や卒業を目標とした長期留学までいろいろとあります。

このページでは、留学期間によって変わる英語の学習方法について紹介します。

目次|このページでわかること

短期語学留学では、一つの分野を学習する

あなたが短期留学をするなら、意識して取り組んでいただきたいことがあります。それは、1点集中で一つの分野を学習することです。

短期留学では期間が決まっているため、複数の分野を同時に学んでいる時間はありません。そのため、一つの分野のみ学習してください。その分野はもちろん「英語」です。

私は15歳のときに、バンクーバーにある私立の語学学校に4週間ほど通いました。

私立の語学学校に入学するのに何か特別な入学資格や条件などはありません。英語を勉強したい人なら誰でも受講可能です。コースは入門から上級まで分かれており、生徒の年齢層も幅広いです。ちなみに私のクラスでは、台湾から来ている当時14歳の生徒が最年少でした。

私が受講したのはビギナークラスで生徒は15人いました。そのため、少人数制でアットホームな雰囲気の中で授業は進みました。授業はESL(English as a Second Language=第二言語として英語を教えるクラス)を受講しました。

内容は、「英語での表現」「文法」「ディスカッション」「リーディング」「プレゼンテーション」「ライティング(エッセイ含む)などの基礎コースの授業です。

短期の語学留学で大切なのは「英語に触れること」です。初めての海外で、異国の生徒と同じクラスで英語を学ぶことは大きな財産となります。また、彼らの英語力を知ることも良い刺激となります。

語学留学では、アウトプット中心のスタイルが基本です。そのため、積極的に発言することが求められますので失敗しても良いですから発言する癖をつけてください。

短期の語学留学は期間が限られていますので遠慮は必要ないです。特に海外では、失敗を恐れず積極的に自分をアピールした者勝ちだと考えてください。

school※左下の2番目が私。

長期留学では複数の分野を学習する

次に長期留学での勉強方法です。長期留学では、短期留学と違ってさまざまなジャンルの授業を受講し、総合的に英語力を伸ばすことができます。

私が長期で通っていた高校は、カナダのサスカチュワン州の首都「レジャイナ」にある高校です。

教科は「英語」「数学」「物理学」「化学」「歴史」「美術」「保険体育」など複数の分野を段階的に、単位制で取得します。また、授業の他にも任意で部活に入ることができます。ちなみに私はサッカー部に所属していました。

学校の授業はすべて英語でおこなわれるため、必死で勉強する必要があります。各教科のテキストは厚く、出てくる単語も専門的なものが多くなります。

一方、数学はカナダより日本の方が進んでいるため数学の授業は比較的優しかったです。ただ、「英語」「歴史」「物理学」「化学」の授業は本当に勉強しないと置いてかれてしまいます。

例えば、私が受けていた英語の授業では、毎回「10 minutes journal」というのがありました。これは何かというと、教師が一つテーマを与え、生徒はそれに対して10分間で記事を書きあげるというものです。

テーマだけ与えられ、限られた時間の中から自分で内容を膨らます必要があるため、頭に汗をかきながらライティング力を鍛えるのです。

そして、毎回の授業が終わったら必ず「復習」をしてください。宿題が大量に出されるため「そんな余裕がない」と思うかもしれません。しかし、15分でも良いですから、当日おこなった内容を振り返ることを必ずしてください。

私の経験上、復習をやるのとやらないのとでは、授業の理解度に大きな差が後からジワジワと表れます。「塵も積もれば山となる」です。

また、日本の高校と違って、カナダの高校の保健体育はとても面白いです。例えば、アイスホッケーやカーリングなどカナダならではの授業があります。夏には希望者で、1週間のアウトドアキャンプを経験しました。

教室内で学ぶことも大切ですが、野外教育を通じて英語力を向上させることができ、仲間との絆を深められるのも長期留学の醍醐味の一つです。

camp※上段左から2番目が私。

長期留学は短期留学と違って時間があります。そのため焦る必要はありません。時間をかけて複数の分野を学んでください。さまざまなジャンルを学ぶことによって、あなたの英語力は確実に磨かれていきます。

あなたは短期留学と長期留学、どちらを予定しているでしょうか。「留学の目的」「予算」「期間」「得たい結果」など、人によって置かれている状況やゴールはさまざまでしょう。

今回お伝えした「留学期間によって英語の勉強方法が変わる」ことを理解した上で、充実した留学生活を送ってください。