ホームステイ先に仲良くなった友達を泊める方法とその心構え

ホームステイをしながら語学学校などに通っていると、時間が経つにつれ仲の良い友達ができるようになります。

このときのあなたの気持ちは、留学先で友達ができたことによる喜びがあるため、「もっと友達と一緒に話していたい」「友達と遊びたい」「家に呼びたい」などと思うことでしょう。

ただ、無断で友達を家に泊めることは、ホストファミリーに怒られるだけなので止めた方が無難です。

無条件に友達を泊めることを許可しているホストファミリーは現実的にいないでしょう。このことを理解した上で、事前にホストファミリーから友達を家に泊める許可を得ることができれば、あなたのホームステイ生活はさらに快適なものになるはずです。

そこでこのページでは、ホームステイ先に友達を泊めるときの心構えと英語での表現方法について詳しく解説していきます。

目次|このページでわかること

ホームステイ先に友達を泊めるときの心構えを知る

あなたが学校で仲良くなった友達を家に呼ぶためには、ホストファミリー側の感情を理解する必要があります。

例えば、あなたが日本で海外から来た学生をホームステイさせているホストファーザー(ホストマザー)だとします。そして、その学生が事前にあなたへ何も告げずに、勝手に友達を家に連れてきていたらどんな気分になるでしょうか?

あなたは「友達が遊びにきているのか」と思うかもしれません。しかしすべてのホストファミリーがあなたと同じような考えを持つことはありません。中には「友達を連れてくるなら事前に一声欲しかったな」と思うファミリーもいます。

例えば、あなたがホームステイを通じて現地の学校に通うとき、学校に登校する前日や初日の朝は「クラスにはどんな人がいるかな?」「友達ができるかな?」などと想像するでしょう。

ホストファミリー側も同じ気持ちです。あなたが友達を家に泊めたいと思っていても、ホストファミリー側はあなたが連れてくる友達がどのような人物なのかわかりません。

そのため、ホストファミリーには多少なりとも連れてくる友人がどのような人物なのかを事前に伝えておいた方が、ホストファミリー側も安心です。伝える内容としては、友人の性格や仲良くなったキッカケなどを伝えると良いでしょう。

ホストファミリーはあなたと血は繋がっていない家族であっても、一時的でもあなたを預かっている身です。事前に報告してホストファミリーとの信頼関係を構築することは大切な働きかけになることを覚えておきましょう。

ホームステイ先に友達を泊めるときに使う英語表現

次にホームステイ先に友達を連れてくるときに使える英語フレーズを紹介します。ホストファミリーの都合を聞くことは大切なことです。そのため、これからお伝えする英語フレーズを理解できれば、相手の許可を得た上で友達を連れてくることができるでしょう。

Would it be ok to invite a friend over for a sleepover on the weekend? 今週末に友達を私の部屋に泊めても良いですか?
ホストマザー:Sure. Why don’t you invite her to eat supper with us?  いいわよ。夕食も一緒に誘ったら?

ホストファミリーから友達を家に泊めて良いか許可を得る上で、上記のフレーズは使えます。そのため、友達を家に招待する前に上のフレーズを覚えておくと良いでしょう。

場合によってはホストファミリーから、友達を家に泊めるだけでなく、「食事も一緒にしたら?」と提案されるかもしれません。そのときは遠慮せず、相手の気持ちを受け取るようにしましょう。

ホームステイ先に友達を泊める場合は「当日」ではなく、「一週間前」までに相談する

ホームステイ先に友達を泊める場合、遅くとも「一週間前」までには伝えるようにしましょう。余裕を持って伝えておくことで、ホストファミリーも快く許可をしてくれる確率が上がるからです。

あなたが相手の立場になったとき、前日になって「明日、友達を家に泊めても良い?」と聞かれれば「明日って、急すぎるな」と思うはずです。

ホストファミリーも同じ気持ちを抱きます。そのため、「来週、友達を家に泊めても良い?」と質問される方が、当日まで日にちに余裕があるため、受け手側は快く引き受けてくれるでしょう。

上記の理由から、友達を家に招待する場合は「一週間前までにホストファミリーに相談する」などして、ホストファミリーから許可を得るようにしてください。

もしあなたがお世話になるホストファミリーから許可を得られなかった場合は、相手の家に泊まりにいったりキャンプなどをしたりするのも一つの手でしょう。

ホームステイ先に友達を泊めた後は必ず「感謝の気持ち」を伝える

ホームステイ先に友達を泊めた後は、必ずホストファミリーに感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。あなたのことを思って気を使ってくれたからこそ、ホストファミリーに対して「ありがとう」の気持ちを伝えることは、とても大切です。

感謝の気持ちを伝える方法はさまざまあります。例えば、以下のような「態度で感謝の気持ちを表す」伝え方があります。

・手作り料理をして感謝の気持ちを伝える

・家の掃除を隅から隅まで行う

・子供の世話を1日して、夫婦デートを楽しませてあげる。

このように、感謝の気持ちを態度で表す方法はさまざまあります。次に感謝の気持ちを言葉で表す方法をお伝えします。

感謝の気持ちを言葉で表す

感謝の気持ちを伝える方法は、シンプルな表現で構いません。シンプルに感謝の気持ちを伝えることで、相手はあなたの気持ちを理解してくれるでしょう。以下の英文は、感謝の気持ちを言葉で表す例文です。

Thank you for letting me have a friend over last weekend! It was so much fun. 友達を家に泊めることを受け入れてくれてありがとうございます。

このような言葉を伝えることで、ホストファミリーはあなたのことを「日本人の留学生をホームステイさせてよかった」と思ってもらえるでしょう。

感謝の気持ちを伝えるポイントは、完璧な英語を伝えようと考え過ぎないことが大切です。英語を上達させるためには、大量のアウトプット(話すこと)をした上で質に変わっていきます。要は、話す量が多ければ多いほど必然的にあなたの英語力は上達していきます。

そのため、「不器用でも良いから感謝の気持ちを伝えよう」と考えた方が上達するのが早くなることを理解してください。

まとめ

上記でお伝えしたように、留学中に仲良くなった友達をホームステイ先に泊めるには事前の準備が必要になることを理解できたのではないでしょうか。

あなたの身を守ることは、ホストファミリーの責任です。そのため、あなたが連れてくる友達はどんな人物なのか、事前にホストファミリーは知っておく必要があります。

また、当日や前日になってホストファミリーから友達の宿泊許可を得るのはオススメできません。そうではなく、遅くとも「一週間前」までにホストファミリーへ伝えることで、あなたなりの配慮を見せるようにしてください。

友達を家に泊めた後は、必ず感謝の気持ちを言葉や態度で伝えることを忘れないでください。お礼の気持ちを伝えることで、「あなたをホームステイさせてよかった」と思ってもらえるようになるでしょう。

このような配慮をホストファミリーにすることで、「また日本人の留学生をホームステイさせたいな」と思ってもらえるようになります。結果的にあなた自身と次の留学生、そして日本に対する見方が良くなります。

今回お伝えした内容を理解した上で、友達を家に泊めるときはホストファミリーへの配慮を行いつつ、ホームステイ先で楽しく友達と過ごすようにしましょう。