カナダ留学の人気の都市に、ブリティシュコロンビア州にある「バンクーバー」があります。
バンクーバーは日本から約8時間で行くことができるため、初めての海外留学をする方にとっても人気の高い留学先です。
バンクーバーの人口は約240万人で、トロント(約600万人)の次に大きい都市です。日本でいうと、東京・大阪などの大都市のイメージです。
また、バンクーバーはカナダの中で一番、語学学校の数が多くあります。そのため、カナダの中では非常に人気の高い都市であり、日本人やほかのアジア圏からきている留学生もたくさんいます。
このように、「はじめての海外留学を経験したい方」「ビクトリアやカルガリーなどの中規模サイズの都市より大都会で英語を勉強したい方」などにオススメできる都市なのがバンクーバーです。
バンクーバーへの留学は以下のような人にオススメ
日本人留学生に対して便利で安心できる環境が整っているため、「初めて留学される人」「留学先に多少は日本人がいて欲しいと考える人」にオススメ。
「中規模サイズより大都市で留学したい人」にオススメ。
将来的に長期留学を控えていて、事前に自分の英語力を試す上で短期の語学留学をしたい方にオススメ。
目次|このページでわかること
バンクーバーに留学する6つのメリット
バンクーバーに留学する6つのメリットについて、以下で詳しく解説していきます。
初の海外留学をする人にとってバンクーバーは安心
都会と大自然の両方のバランスを兼ね備えているバンクーバーですが、初めて留学される方は安心して過ごすことができます。
なぜなら、毎年世界各国から多くの学生がバンクーバーに留学するため、現地に住む人々は留学生に対する理解力があります。
初めての留学で、「日本人がいた方が良い」と考える方には、バンクーバーでの留学はオススメです。その理由は、バンクーバーは日本語での情報が多いため、安心して住める環境が整備されているからです。
そのため、「初めての海外留学をされる人」「日本人が留学先にも多少は居て欲しいと考える人」などに良い場所です。
たとえば、将来的に長期留学を考えていて、まずは腕試しのために事前の短期留学を経験されたい方には、バンクーバーでの短期留学はオススメできます。
一方で「日本人が多すぎるのはどうしてもイヤ」「できるだけ現地の人と過ごしたい」と考える方には、バンクーバーはオススメしません。
私の場合、高校留学をすることを決めていたため、中学3年の最後の夏休みを使って1ヶ月ほどバンクーバーで短期留学をしました。そして、その後に正規で長期の高校留学を同じカナダのサスカチュワン州にある首都レジャイナで行い、現地の高校を卒業しました。
私のケースのように、将来的に長期留学を控えていて、その前に自分の英語力を試したい方にもバンクーバーでの留学は非常にオススメできます。
日本の食材や雑貨、漫画、日用品などが手に入りやすい
バンクーバーには、アジア系の移民が多く住んでいる都市です。日本をはじめ、多くのアジア企業や留学関連の機構が多くあり、日本人もバンクーバーには比較的多く住んでいる街です。
日本の食材、雑貨、日用品などはもちろん、日本食レストランなども多くあります。そのため、留学をしてからも日本の商品を手に入れるのに一番便利な都市がバンクーバーです。
一方、私が住んでいた都市レジャイナ(サスカチュワン州)には日本の商品を手にすることは難しかったです。田舎ですから、日本からの留学生は非常に少ないです。そのため、日本の商品をたくさん揃えていません。
たとえば、私は味噌汁が大好きですが、レジャイナではインスタントの味噌汁は手に入っても、お味噌は売っていませんでした。バンクーバーであればお味噌は手に入ります。
また、日本のマンガをレジャイナでは手に入れることはできませんでしたが、バンクーバーであれば、日本のマンガ、雑貨類なども簡単に手に入るので非常に便利です。
バンクーバーでは買い物に困らない
上記でお伝えしたように、バンクーバーには日本の食材や雑貨類が簡単に買うことができます。例えば、バンクーバーにはメトロタウンという巨大なショッピングモールがあります。
このモール内には、日本で有名なユニクロや無印良品が入っています。ご存知のとおり、無印良品は食器類や文房具類、日用雑貨などが多数揃えてあります。
そのため、バンクーバーに留学してからも日本の日用品は容易に手に入るので、非常に便利です。
もちろん日本食などの飲食店も充実していますので、留学をしてから「日本食が恋しくなって気分が沈むようなこと」はないでしょう。
日本語が通じる病院がある
あなたはTMCS(Trans Med Consulting Services)というサービスをご存知でしょうか? これは現地の医者の言葉を日本語に翻訳してくれるサービスです。
そのため、日本人に対しての対応の仕方が慣れていることはもちろん、日本語が通じる病院ですので安心して受診することができます。
私が住んでいたレジャイナという田舎では、日本語で受けられる医療機関はありませんでした。同じカナダでも日本語が通じる病院があることは非常に便利であり、いざというときでも安心です。
はじめての海外留学で具合が悪くなったときに日本語で対応してくれるスタッフがいるのは、とても便利なサービスで心強い味方になるでしょう。
また、海外旅行保険に加入している方は、以下の費用が無料になります。
- 診察費
- 通訳費
- タクシー代
- お薬代
上記の費用は海外旅行保険の中に入っているため、お金を払う必要はありません。このことを、「キャッシュレスサービス」と呼びます。
ただし一部は例外があります。
- 日本からの既往症や妊娠
- 出産に対する治療および医療費用
上記は保険対象外となるためその都度、実費負担となります。
なお、バンクーバー市内でTMCSに対応したクリニックは次の2つです。
上記2つのクリニックであれば「日本語が通じるので安心」「経験豊富な専門医がいる」「女性も安心して受診可能」と3つのメリットがあるので、バンクーバーは本当に日本人にやさしい都市といえます。
年間を通して温かい気候がある
バンクーバーは1年を通して温かくて過ごしやすい都市です。真冬でも雪が積もることはほとんどありません。そのため、気候は年間を通して温かいのが良い点です。
例えば、カルガリーやエドモントンの冬は非常に寒いです。私が住んでいたレジャイナという都市であれば、マイナス50度を超えるほどです。そのため、「寒いのが苦手」「できるだけ温かいところで暮らしたい」と思う場合は、バンクーバーは良いでしょう。
バンクーバーは語学学校の数が一番多い都市
私の友人の一人はバンクーバーに移住しています。彼から聞いたこととして、「カナダの中でバンクーバーが一番、語学学校の数が多い」と教わりました。
そのため、バンクーバーにある語学学校の先生は、「日本人留学生の受け入れ態勢を理解している」と言っていました。
「田舎に留学するより比較的、大都市で留学したい」と考えている人にはバンクーバー留学はオススメです。
また、バンクーバーには世界各国から留学生がきます。その数は年間で10万人を超えるほどです。そのため、さまざまなバックグランド(文化)をもった学生が集まります。
多くの学生と触れることで、あなたの視野はさらに広がりグローバルで活躍するための感覚を身につけることが期待できます。
カナダでトップ5に入るブリティッシュ・コロンビア大学
バンクーバーには、「ブリティッシュ・コロンビア大学(University of British Columbia)」があります。ブリティッシュ・コロンビア大学は1915年に創立され、カナダ西部で最大規模の大学であり、約61,000人の学生が通っています。
ブリティッシュ・コロンビア大学は、「大学の世界ランキング」常に40位以内にランクされている世界的に優秀な大学です。カナダではトップ5、カナダ西部の中では1〜2位の大学に位置付けられています。
こちらの大学は大規模なため、総合大学といえます。例えば、教育学、経営学部、人文学、工学、建築学、農学、商学部、薬学、歯学、応用科学、林学、法学、音楽、など様々な学部が用意されています。
その理由は、1969年から英語教育を行っているため、優秀な講師陣が集まっています。また、上記の学部があるように、様々な研究機関があるため英語だけでなく専門性の高い教育を受けられる大学としても優秀大学です。
バンクーバーの消費税
語学留学の数が一番多いバンクーバーですから、毎年多くの留学生が日本から来ています。そのため、ここでは、バンクーバーでの消費税について解説していきます。
(州税:PST) ※PST:Provincial Sales Taxの略。 |
7% |
(物品サービス:GST) ※GST:Goods and Services Taxesの略。 |
5% |
GSTはGoods & Sales Tax 連邦税(国税)のことで、いわゆる消費税です。ただ、一部食料品、医療サービス等非課税の品目があります。
一方、PSTはProvincial Sales Tax 州税(地方税)のことで、税率は州によって異なります。また、非課税品目も州によって異なります。そのため、日本の消費税の感覚とは違うことをおさえておきましょう。
消費税が0%の商品
例えば、バンクーバーの場合は以下の商品については消費税が0%になっています。
- 野菜
- フルーツ(果物)
- 果汁25%以上のフルーツジュース
- 牛乳、乳製品、ヨーグルト
- 調味料
- 家で調理が必要な食べ物
- お肉
- 魚
- パン
- バスや電車などの交通費
- 家の家賃
- チャイルドケア用品
- 病院や歯医者などの医療費
上記でリストアップしたものはすべて消費税が0%となっています。
消費税が5%のみの商品
次に、以下で「GSTの5%のみ」がかかるものについてお伝えします。
- パックに詰められたお寿司やフルーツ、サンドイッチなどのお惣菜や食べ物
- お菓子(スナック類、チョコレート、ガム、炭酸飲料)
- レストランでの食事
- 雑誌や本
- タクシー
- 映画やスポーツなどを観戦するときのチケット料金
- 子供の衣料品
上記で挙げたものには5%のGSTのみが課税されます。
アルコールやタバコなどにかかる消費税
次に、アルコールやタバコなどに関する特別な消費税について解説していきます。
- アルコール:15%
- タバコ:$4.78+GST5%
- 宿泊費:13%(短期などのホテル滞在費にあたる)
- 駐車場代:26%
上記で挙げたものは、特別にかかる消費税です。タバコを吸う場合は、これを機に禁煙することをオススメします。正直、カナダはお酒とタバコが非常に高いです。
また、スーパーで買い物をすると思った以上の合計金額を言われ驚くことがあります。私自身、はじめてバンクーバーに留学して買い物をしたときは、お金の使い方に対してとても敏感になりました。
あまり考えすぎてもよくありませんが、買い物をするときは、その商品が「単純に欲しい物なのか」それとも「必要な物なのか」を自問自答しながら買い物をすると、無駄遣いを減らすことができます。
なお、以下でブリティッシュコロンビア州の消費税に関するホームページを記載しています。英字ではありますが、より詳しく確認したい場合は見てみましょう。
出典:「British Columbia Sales Taxes」
バンクーバーの交通手段について
バンクーバーの公共交通機関は、トランスリンク社(TransLink)が運営管理をしています。交通機関は主に以下の3つです。
- バンクーバー市内を走るバス(Bus)
- 大型フェリーのシーバス(Sea Bus)
- 電車のスカイトレイン(Sky Train)
これらはすべて同じ乗車券で、乗り降りが可能です。ただ、利用するエリアによって料金が変わり、利用時間も異なります。
バンクーバーの交通料金体系の仕組み
乗車券を購入すると、90分間はすべての乗り物(バス、シーバス、スカイトレイン)が乗り放題です。しかし、乗車料金は乗り物によって変わるのではなく、移動距離(Zone:ゾーン)によって変わる仕組みになっています。以下で簡単に説明します。
出典:トランスリンク社(TransLink)
通常乗車券の料金体系(Single Fare)
1 ゾーン
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2.85ドル |
2 ゾーン | 4.10ドル |
3 ゾーン | 5.60ドル |
上記の表のように、移動距離(Zone)によって金額が変わります。乗車時に現金で支払います。一度限りの使い捨ての乗車券で、90分間有効です。バスの運賃を現金で支払う場合、お釣りはでないのでピッタリと2.85ドルが必要となります。
このとき、90分内であればバスの乗り換えは自由に可能です。また、バスでの移動に限り、「平日の18時30分以降」と「土・日・祝日」は、すべてのゾーンを1ゾーンの料金で利用することができます。
ICカード料金 Stored Value(コンパスカード:Compass Card)
2015年10月からCompass Card(ICカード)が発行されるようになりました。Compass Cardとは、日本でいうSUICA(スイカ)、PASMO(パスモ)、ICOCA(イコカ)と同じようなICカードタイプのものです。
「Compass Card」1枚で、通常の乗車券をはじめ、1日券や定期券なども含めて「TransLink社」が運営する全ての乗車券を利用することができます。料金表は以下のとおりです。
1 ゾーン | 2.20ドル |
2 ゾーン | 3.25ドル |
3 ゾーン | 4.30ドル |
「Compass Card」は、新規発行に6.00ドルの費用が発生します。しかし、ICカードを利用することで、割引が効き現金精算ではないのでとても便利です。
「Compass Card」の購入方法は、デビットカード、クレジットカード、現金のいずれかから購入することができます。
留学をしたら、滞在期間にかかわらずコンパスカードを利用することをオススメします。考え方は日本と同じようなスイカと似ていますが、一点だけ違いがあります。
日本の場合、「スイカ」や「パスモ」には電子マネー機能がありますが、「Compass Card」にはショッピングとしての決済機能はついていません。そのため、あくまでも「交通用の電子カード」と覚えておきましょう。
1日券(Day Pass)
1~3 ゾーン | 10ドル |
1日券の場合は、距離(ゾーン)にかかわらず一律10ドルとなっています。
1ヶ月の定期券(Monthly Pass)
1 ゾーン | 93ドル |
2 ゾーン | 126ドル |
3 ゾーン | 172ドル |
長期滞在をする場合は1ヶ月の定期券を持っておくと便利でしょう。ただし、日本の定期券と違って日付の指定はできません。この定期券の有効期限は、毎月1日から末日までの月単位となっています。
そのため、定期券の購入が可能な日が決まっています。購入可能期間は「前月16日から当月15日まで」となっています。
追加料金について
購入した乗車券や定期券のゾーンの範囲を超えて移動する場合は、別途追加料金を支払う仕組みになっています。
1 ゾーン~2 ゾーン | 1.25ドル |
2 ゾーン~3 ゾーン | 1.50ドル |
1 ゾーン~3 ゾーン | 2.75ドル |
例えば、1ゾーンから2ゾーンに行く場合は追加料金として1.25ドルを払う必要があります。同様に、2ゾーンから3ゾーンへ移動する場合は1.50ドル、1ゾーンから3ゾーンへは2.75ドルとなります。
バンクーバーのデメリットをメリットに転換する
バンクーバーの最大のデメリットは、日本人留学生の多さです。大都市であり語学学校の数が多いということは、その分、日本からの留学生も多いことになります。
ただ、このことをデメリットと捉えるか、メリットと捉えるかは本人の考えで決まります。
「日本人が多いと、日本語を話してしまうのではないか」という恐れがあるかもしれません。ただ、これは自分の決意や覚悟次第でいかようにもなります。
また、日本人留学生が多いということはあなたよりも先にバンクーバーで生活している人が多いことになります。そのため、慣れないカナダ生活であっても、先にバンクーバーで生活している人から生活事情を教えてもらえるチャンスがあります。
田舎に留学をすると、簡単に日本人と出会うことがありません。そのため、慣れない異国での生活も自分で切り開いていく必要があります。
しかし、都会に留学をすると日本からの先輩留学生に出会うことができるため、彼らからバンクーバーでの生活方法を教わることが容易にできます。
これは都会に留学する特権(メリット)といえます。上記でお伝えしたように、田舎の場合は自分で調べたり現地の人に聞いたりしながら日常生活を進めていくことが多くなります。
そのため、「都会=生活がしやすく」「田舎=生活がとても不便」なことは事実です。
このことは、私自身がバンクーバーとトロントに2か月ほど生活し、その後、田舎であるサスカチュワン州のレジャイナに4年間留学した経験があるため、両者の特徴を熟知しています。
私の場合は、完全に日本人と接触する機会を断ちたかったため、田舎に長期留学をしました。ただ、上記でお伝えしたように、はじめての留学だからこそ日本人が比較的多くいる都市を選び、それをメリットと捉え留学生活を送ることもできます。
日本人が多くても、「自分は意思が強いから他人に流されない!」と思えるのであれば、バンクーバーは良い留学先となるでしょう。
最終的には、「あなたがどうしたいか? 留学をしてどうなりたいか?」で行動するようにしましょう。
日本からバンクーバーへの行き方
バンクーバー空港は「年間の発着数・旅客数」共に、トロント国際空港に次ぐカナダで第2の空港として支持され「カナダの玄関口」とされています。
日本からバンクーバーへは、直行便が運行しています。また、直行便の他にも、アジアやアメリカなどの国を経由して行くこともできます。
以下で、日本からバンクーバーへの行き方について解説していきます。
直行便で行く
成田からは、日本航空やカナダからAir Canadaで渡航することができます。
直行便の場合の所要時間は、飛行機で約8時間30分~9時間で到着します。直行便であれば、乗り換えなく行けるので留学する上で非常にアクセスが良好です。成田からバンクーバーへの直行便は以下のとおりです。
行き方 | 所要時間 | 航空会社 |
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アメリカ経由でバンクーバーへ行く
他の国を経由してバンクーバーに行く場合は、事前に確認するべきことがあります。例えば、アメリカを経由してバンクーバーに行く場合、乗換のために一度アメリカ国内に入国しなければいけません。
このときはESTAを申請しなければいけません。ESTA(Electronic System for Travel Authorization)とは、「アメリカの電子渡航認証システム」のことをいいます。「渡航認証」ですから、入国カードと同じ働きをします。
例えば、渡航者に危険人物や犯罪者がいないかを事前に確認するためにアメリカ政府が導入したシステムです。ESTAは、14ドル(アメリカドル)を払わなければいけません。さらに、ESTAのほかにも入国審査の用紙を記入したり、税関申告書の書類提出が義務付けられています。
このような理由から、個人的には、乗り換えなしの直行便でバンクーバーに行くのがオススメです。なぜなら、面倒な手続きをせずに済むからです。
以下の表からアメリカを経由していく場合の方法を確認してみましょう。どれだけ直行便の方が便利かがわかるでしょう。
行き方 | 所要時間 | 航空会社 |
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ただ、アメリカ経由でバンクーバーに行くメリットは、ESTAにあります。実は、ESTAには「2年間の有効期限」が決められています。この有効期限を利用して、ESTAの認証がおりてから2年間は何度でもアメリカへ渡航することができます。
たとえば、あなたが1年間のバンクーバー留学をしたとします。このとき、夏休みや冬休みなどを利用して自由にアメリカへ渡航することができるのです。そのため、カナダ英語とアメリカ英語の両方を学ぶことができます。
ただし、以下のようなことが起きたときは、ESTAの有効期限も切れてしまいます。
- パスポートの有効期限が切れたとき
- パスポートが破損してしまい、新たなパスポートを取得したとき
- ESTAを申請してから2年が経過したとき
上記のようなことが起きたときは、ESTAを再申請する必要があります。再申請の方法は、初回と同じやり方で、事務手数料も同じ14ドルを払う必要があります。そのため、長期滞在中にアメリカへ行く場合は、事前にESTAの有効期限を確認しておくと安心です。
アジアの国を経由してバンクーバーに行く
アメリカ経由のほかに、アジアの国(主に韓国、台湾、香港、中国)を経由してバンクーバーに行くことも可能です。
アジアの国を経由すれば、航空券を安く抑えることができるでしょう。しかし、その分、乗り継ぎで長時間待たなければいけないことになります。また、アジアの国からバンクーバーに行くと飛行時間が非常に長いというデメリットがあります。
行き方 | 所要時間 | 航空会社 |
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このように、日本からバンクーバーに行く方法は大きく分けて3通りあることをお伝えしました。バンクーバーまで行くのであれば、直行便が一番便利です。
ただ、「アメリカにも寄ってみたい」「フライト時間は長時間でもいいから航空券を安く抑えたい」という場合は、上記のようなフライト方法を選択することもできます。
バンクーバー国際空港から市内ダウンタウンへの行き方
次に、バンクーバー国際空港から市内のダウンタウン(市街地)へ行く方法についてです。
ダウンタウンに行くには、「カナダライン」という電車を使います。空港を出ると電車の乗り口があります。ダウンタウンまでは約25分で乗り換えなしで行けるので非常に便利です。
ダウンタウンまでの運賃は、「4.10ドル+5ドル(別途特別料金)の9.10ドル」かかります。また、上記で交通に関する内容を述べたように、「平日の18時30分以降と土・日・祝日であれば2.85ドル+5ドルの7.85ドル」でダウンタウンに行くことができます。
上記の運賃は、現金だけでなくクレジットカードで支払うこともできます。
バンクーバーの天気・年間の平均気温について
上記でお伝えしたように、バンクーバーは年間を通して気温は温かいです。しかし、バンクーバーは雨が多く降ることで有名です。別名、「レインクーバー」と言われるほど降水確率は高いです。
私は夏の7月にバンクーバーに行ったことがありますが、夏でも連日に雨が降っていた覚えがあります。
そのため、バンクーバーに留学する場合は、折りたたみ傘を持参しておくと便利です。ただ、他の都市と比べ、年間を通して温かく過ごしやすいので、寒い都市に留学するのが嫌な場合はバンクーバーは良い留学先でしょう。
以下は、バンクーバーの平均気温です。
バンクーバーのまとめ
治安がよく「留学が初めて!」という人には、安心して英語学習ができる環境が整っていることをお伝えしました。日本語が通じる医療機関があることも、はじめての留学先として安心感を持てるでしょう。
上記で述べたように、バンクーバーには毎年多くの留学生がきます。その理由もあってか、バンクーバーに住む現地の人たちは基本的にとても穏やかで大らかな人が多いです。
私自身の初めての語学留学がバンクーバーでしたが、私が日本人だからか、相手側はゆっくり英語を話してくれたり、私が話そうとしている英語を最後まで聞いてくれたりすることが印象的でした。
このような姿勢でコミュニケーションを取ってくれることは、海外留学初心者にとってはとても心強いです。
そのため、もしあなたが自分の英語に自信がなくても安心して英語の勉強をできるのが、隠れたバンクーバーのもう一つの魅力でしょう。
初めての留学であれば、同じ日本人が現地にいることで安心感を感じることもできます。そのため、ホームシックなど精神的に落ち込むことは避けられるメリットがあるでしょう。
ただ、バンクーバーには日本人をはじめとした多くのアジア人が住んでいる都市です。せっかく時間、体力、そしてお金を投資して留学しているのですから、できる限り英語環境を保つように心掛ける工夫が大切です。
日本人同士の付き合いはある程度にとどめ、可能な限り英語環境を作る意識をすることが、バンクーバー留学で成功するポイントとなります。
今回お伝えした内容を理解した上で、バンクーバーをあなたの留学先の候補として挙げてみましょう。