ホームステイ先が決まったら出発前にメールや手紙で挨拶をする

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留学をする場合、学校や留学エージェントなどを通じてホームステイ先を手配してもらうことが一般的です。

そして、手配を進める中でホームステイ先が決まったら、事前に行っておくと良いことがあります。

それは、日本を出発する前にホストファミリーと連絡をとっておくことです。要はメールや手紙などを利用して「挨拶」を行っておくのです。

なぜなら、安心して現地でのホームステイ生活を過ごすために、お互いについて事前にコンタクトを取っておくことが大切になるからです。

主なコンタクト方法としては、「パソコンを使ったメールでのやり取り」や、郵送という手段を通じた「手紙(レター)」を送ることが一般的でしょう。

このように実際に対面する前には、お互いのことについて事前に多少なりとも把握しておくことが大切です。

あなたからしたら、「ホームステイ先がどんな家庭なのだろう?」と心配するかもしれません。しかし、ホームステイを受け入れる側も同様に「どんな留学生がくるのだろう?」と考えていることでしょう。

そのため、ホームステイ先が決まり次第、双方で事前にコミュニケーションを取っておくことが大切になります。

そこでこのページでは、「ホームステイ先が決まった後に送ると良い手紙の書き方」について、例文も含めてご紹介します。

目次|このページでわかること

ホームステイ先へメールを送る例文について

私が初めてホームステイをしたときは15歳でした。他の記事でも伝えていますが、私の中学時代の英語成績は「5段階評価中の2」とかなり低い成績でした。

しかし、そんな私でもホームステイ先へ英語で文章を書き、現地でのホームステイ生活を経験することができました。そのため、あなたにも必ず成し遂げることができますので安心してください。

それでは、ホームステイ先が決定した後に送るメッセージの例文について以下でご紹介します。

                                Jan 19th 2020
Dear Mr. and Mrs. Cheesman
Thank you very much for inviting me to stay at your house and for the wonderful picture of your family.I was able to gain an understanding about your family from your message and photo.
I was so happy to learn that you have invited me to your house.Now I am very happy and a little nervous, because this will be my first study abroad.
Thanks to your very kind message, it has encouraged me to do my very best.

Thank you for giving me the opportunity to stay with your family.

I am really looking forward to seeing all of you.

Sincerely,
Your new family member from Japan.

Tarou Yamada

【解説と日本語訳について】

日付は、基本的に右上に書きます。
米式は、「月、日、年 = Jan 19th, 2020」の順で書きます。
そして、英式は「日、月、年 = 19th Jan, 2020」の順番で書きます。

                                2020年1月19日
拝啓 チーズマン夫妻様

ホームステイを受け入れてくださり、本当にありがとうございます。また、ご家族の素敵な写真もありがとうございました。

いただいたメッセージと写真を通じて、ご家族のことがよくわかりました。

そちらのご家庭にホームステイさせて頂けること、大変嬉しく思います。

今、とても嬉しい気持ちと、今回が初めての語学留学なので少し緊張している自分がいます。

改めて、素敵なメッセージをありがとうございます。
お二人の言葉からとても勇気づけられ、自分のベストを尽くそうと思いました。

ホームステイを受け入れてくださり、本当にありがとうございます。

皆さんにお会いできることをとても楽しみにしております。

敬具
日本からのあなたの新しい家族より

山田 太郎

このように、ホストファミリーへの英文の例を挙げていますが、あくまでも参考程度に留めるようにしてください。

その理由は、「自分の英語で書くこと」の方が大切だからです。それでは、なぜ「自分の英語で書く」必要があるのでしょうか。その理由は、前もって、相手に自分の英語力を理解してもらう良い方法になるからです。

初めての留学でホームステイを利用する場合、これまでに英文を書く機会は多くなかったのではないでしょうか。ましてや、海外の人に英語で手紙などを書くということはそうそうありません。

そのため、「完璧な英語を書こう」などと思わないことです。むしろ、「できなくて当たり前」と考える方が良いです。変に格好つけようと考えるのではなく、あくまでも等身大の自分の英語で勝負することを心がけてください。

私が初めてホームステイを体験したときの英語力は、冒頭でお伝えしたようにとても乏しかったです。おそらく、あなたの方が私より学校での英語の成績は良いでしょうから、自分の英語力に不安を抱かなくても大丈夫です。

ホームステイを申請中の段階から手紙に書く内容を考えておく

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私の経験上、ホームステイの受け入れ先を申請中の段階から「ホストファミリーに対して何を書こうか?」と内容を考えておいた方が良いです。

その理由は、ホームステイ先が決まってから「何を書こう?」と考えるより、ホームステイの受け入れ先を申請中の段階から手紙に書く内容を考えておいた方が、気持ち的に焦らなくて済むからです。

このことは、私が実際に経験して思いました。私の場合、ホームステイ先が決まったタイミングで、自分が伝えたいことを英和辞書を使って調べたり、英語の参考書を引っ張り出したりして英文の挨拶を書きました。

このようなペースで行うと「何を書こう?」と内容を考える時間と、英文を書くために必要な文法などの構成をまとめる時間の2つの時間を必要とするため、余計に無駄な時間が掛かってしまうのです。

そのため、少しでも自分の心に余裕を作っておいた方が得策です。そのためには、ホームステイ先の受け入れ先を申請中のタイミングから、ホームステイ先への挨拶文を考えるようにしてください。

例えば、「自分はどんな性格の持ち主なのか」「留学をする目的は何か」「ホームステイを通じて、どんな体験をホストファミリーと体験したいと考えているのか」「海外留学を通じてどんなことを経験したいのか」などと想像を膨らませながら自己紹介することでも良いです。

このように、相手側に対してメールや手紙で伝える内容にはさまざまなものがあります。

メールではなく手紙で送る場合は早めの行動を

パソコンのメールからホームステイ先へ挨拶をするのではなく、手紙で郵送する場合は、「早めに送る意識をもつ」ようにしてください。

その理由は距離です。例えば国内なら2〜3日、遅くても4日ほどで到着しますが、海外であれば早くて1週間前後です。遅い場合は1ヶ月以上かかることもあります。そして留学先の国や送る時期によっても、届くまでの日数は変わってきます。

さらに、荷物を輸送する航空会社のシステムによるエラーや、交換局での処理業務の不具合などにより遅延することもあるでしょう。

さらに、手紙や写真だけでなく何かプレゼント(お土産)も同封して送る場合は、重さや大きさによっても到着期間は変わってきます。

これらの理由から、手紙で気持ちを伝える場合は時間に余裕をもって手紙の内容を書き始めるようにしてください。

ホームステイ先に手紙やお土産を送る場合は「追跡番号」をつける

ホームステイ先に手紙を送るとき、または手紙と一緒に物を送る場合は、必ず「追跡番号」をつけるようにしてください。

追跡番号とは、あなたが送った荷物がちゃんと宛先に届いているか「追跡」できるサービスです。この追跡番号を控えておくことで、自分が送った国際郵便物がしっかり相手に配達されているか調べることができます。

追跡サービスは有料ですが、金額的には数百円ですので、「数百円で安心感を購入した」と思えば良いでしょう。

安心してホームステイ生活を楽しむために

いずれもしっかりと事前に相手とコミュニケーションを取り、留学の準備を行っておくことで、安心して現地生活を過ごすことができるようになります。

そのため、ぜひ留学前から積極的に行動をして、自分から主体的に行動する癖を身につけておいてください。

日本にいるときから行動力を身につけておく理由は、現地に留学してからすぐに活発的に行動することが難しいからです。

一方、事前に進んで留学に関する情報を仕入れたり、留学に必要な準備を行ったりしておくことで、留学してから行動範囲を自分で広げていくことができます。

そのため、ホームステイ先が決まった段階で、事前にホストファミリーに対して挨拶の手紙やメッセージを書くことは、行動力をつけるための良いステップとなります。

今回お伝えした「ホームステイ先が決まったタイミングで、事前に手紙やメールを通じてホストファミリーに挨拶をすること」の大切さを理解した上で、ぜひ「自分の英語で」ホストファミリーにホームステイを受け入れてくれた感謝の手紙を書いてみてください。