ホームステイ先にはあなた以外の留学生も居た方が英語が伸びる

ホームステイの滞在先の家庭で気になることとして、ホームステイ先にいる「留学生の人数」があります。現地での滞在方法でホームステイを考えている人の中には、「ホームステイ先にいる留学生は自分だけ」と考える人がいます。しかし、必ずしもそうではありません。

場合によっては、自分以外に他の国からの留学生が1〜3人、大きい家であれば8人ほどの留学が同じ家に住むことがあります。このようにお世話になるホームステイ先によって、住んでいる留学生の数が異なります。

そのため、ホームステイ先によっては「あなただけ」を招く場合もあれば、他の留学生も受け入れている場合があることを理解しておきましょう。

私の経験上、ホームステイ先には自分一人だけでなく異国の留学生が居た方がホームステイ生活を楽しめると考えます。

そこでこのページでは、「ホームステイ先になぜ異国の留学生も一緒に住んでいる家庭が良いのか」について解説していきます。

目次|このページでわかること

ホームステイ先に他の留学生が居ることで得られること

まず抑えておきたいこととして、英語は言葉ですから自分から話さなければ上達することはありません。そのため、自分から率先して英語で話すように工夫することが大切になり、アウトプットの量が多ければ多いほど上達していきます。

英語を上達させるためには、以下の公式が重要になります。

英語の上達=勉強の量(回数)✖︎ 質

このような公式になるため、英語を上達させるためにはアウトプットが非常に重要になります。この公式は英語学習に関わらず、ビジネスの分野、スポーツの分野などすべての分野に当てはまります。

まずは圧倒的な量(回数)をこなさなければいけません。勉強する量や回数が増えれば増えるほど質が高まるため、英語力が向上していきます。

自分の英語力が上達してくると、自然と自分の英会話に自信が持てるようになります。そのため、学校でも友達を作ることがすぐにできるようになります。

そして、ホームステイ先に他の留学生が一緒に住んでいた方が良い理由があります。それは、大きく分けて2つです。

英語上達への練習パートナーになる

一つ目として、ホームステイ先に他の留学生も一緒に住んでいる場合、彼(彼女)と英語を話す良い練習パートナーになってくれることがあります。

積極的に自分からアウトプットをして、英語で話す環境を作らなければスピーキングの力は伸びていかないことを上記で述べました。

このとき、ホームステイ先に異国からの留学生が同じ家に住んでいる場合であれば、24時間ずっと英語漬けの日々を送ることが可能になります。

例えば、週末であれば一緒にどこかの街へ出かけたり、食事をしたりするのも良いでしょう。他にも、夜遅くまで英語でスポーツのことや好きな男優(女優)など、お互いにとってその場が盛り上がるような話題を話すことでも良いでしょう。

なぜなら、英語を上達させるためには話し相手が必要になるからです。

そして、自分以外の他の留学生と一緒に住むことで得られる気付きがあります。これは、ホストファミリーとだけ英語で話してもわからないことです。同じ第二ヶ国語として英語を学んでいる立場の学生と話すことで得られるもう一つのメリットになるのです。

自分の英語レベルの現在地を知ることができる

二つ目は、自分がお世話になるホームステイ先に、他の国から留学に来ている学生と一緒に暮らすことで、自分の現在の英語レベルを把握することができることにあります。自分の英語レベルの現在地を把握することは、とても大切なことです。

例えば、ここではわかりやすく富士山を例に挙げます。あなたが「頂上まで登りたい」と思ったとき、自分が今どの地点にいるのかを把握することが大切になります。なぜなら、頂上まで登るために必要な道順(ルート)を把握しておかなければ迷ってしまうからです。

同じように自分の現在の英語レベルを把握することで、「何をどのようにして補えば良いのか」ヒントを得ることができます。また、自分の背中は自分では見えないからこそ、他者からの影響を受けて自分の英語力に磨きをかけることが大切になります。

ホームステイ先で一緒に住んでいる留学生の英語に触れることで、ご自身の英語力が上達していくことは間違いありません。そして、自分の英語レベルの現在地を把握することで、英語をどのようにして磨き、補えば良いのかがわかるようになります。

なぜホームステイ先に他の留学生も居た方が良いのか

冒頭でお伝えしているように、ホームステイ先によっても異なりますが、ホームステイ先にいる留学生が自分一人だけとは限りません。

手配するホームステイによって、あなただけの場合もあれば他にも一緒に住むことになる異国からの留学生がいる場合もあります。

例えば私の場合、お世話になったホームステイ先はカナダ人が提供している家庭でした。そして、そのホームステイ先には私の他にもう一人の留学生も一緒に住んでいました。

その留学生は中国から来ている学生で、私より6ヶ月も早くそのホームステイ先でお世話になっていました。正直、彼が同じホームステイ先に居たことはとても貴重なことでした。

では、なぜお世話になるホームステイ先に自分以外の留学生も住んでいる方が良いのでしょうか。以下でその理由をお伝えします。

ホームステイ先のルールを教えてもらえる

自分よりも先にホームステイ先に他の留学生が住んでいる場合、ホームステイ先のルールを教えてもらえることがあります。

もちろんホストファミリーから教えてもらうのが基本ではあります。しかし、同じ留学生という立場からホームステイ先のルールを教えてもらうことができるというのがあります。

例えば、上記でお伝えした中国からの留学生は、私より6ヶ月も前にそのホストファミリーの家に住んでいました。そのため、その留学生は家の勝手がよくわかっていました。また、ホストファミリーの性格や家の習慣、しきりなども聞くことができました。

ホームステイのルールやホストファミリーの性格などを把握しておくことは、家の環境に慣れるために必要な要素です。

そのときにホームステイ先のルールをホストファミリーから直接聞くだけでなく、同じ留学生という立場(目線)で、一緒に住んでいる他の留学生からホームステイ先のルールを教えてもらうことで、生活環境を整えやすくすることができます。

友達探しに迷わなくて良い

初めての留学でホームステイ生活を行いながら語学学校に通う場合、いきなり学校先で仲の良い友達を見つけたり話しかけたりするのはハードルが高いと考えることがあるかもしれません。

しかし、このときに自分が住んでいるホームステイ先に同じ「留学生」が住んでいたらどうでしょうか。学校で仲の良い友達がすぐにできなくても、家に帰ればホームステイ先に同じ留学生が住んでいます。

このとき、あなたは友達探しに迷うことなく一緒に住んでいる留学生(住人)と英語でコミュニケーションを取るチャンスを持つことになります。お互いの国籍は違っていても同じ目的(英語の学習)で留学に来ている留学生です。

仮に学校ですぐに友達ができなくても、家に帰れば仲間がいます。このようにホームステイ先に他の留学生(住人)がいることで、必然的に英語でアウトプットをする練習を作り出すことができるようになるのです。

そのため、友達探しに迷わなくて済むことになります。そして、家での英会話に自信が持てるようになれば自然と学校生活も慣れてくるようになります。

まとめ

ホームステイ先に他の留学生も一緒に居ることで、万が一すぐに学校で友達ができなくても家に帰れば英語の練習相手になってくれるパートナーがいることが分かりました。

また、ホームステイ先のルールをホストファミリーから教わるだけでなく、「同じ留学生という立場」から教えてもらうことができる点がありました。

上記でお伝えしたように、ホームステイ先にはあなた以外の留学生も居た方が日常の生活面から学習面まで、さまざまな場面でメリットがあることを理解いただけたでしょうか。

今回お伝えした内容を理解することで、ホームステイ先を決めるときは、他の国から留学にきている学生も住んでいるホームステイ先を選ぶのも一つの候補として挙げてみましょう。