留学先のホームステイで喜ばれるお土産と渡すときのフレーズ

留学先での滞在方法は、基本的に3つの種類があります。それは「ホームステイ」「寮生活」そして「アパート暮らし」の3つです。このどれかの滞在方法であなたは留学を経験することでしょう。

そして、ホームステイ先へ必ず持っていく荷物の一つに「ホストファミリーへ渡すお土産」があります。

初めての留学でホームステイを利用するのであれば、ワクワクする楽しい気持ちと胸がドキドキする緊張感を感じることでしょう。

楽しい気持ちで留学を迎えるためには、「お土産」というツールは最強の武器になります。なぜなら、会話を広げたり人間関係を良好にさせたりすることができるからです。

一方、緊張した状態を緩和してくれるにも「お土産」は最適です。このように、お土産をきっかけに現地での留学生活をより良く過ごすことができます。

ただ実際には、お土産選びに悩むことがあるでしょう。特に初めての留学の場合、「ホームステイ先に何を持っていけば喜ばれるだろう?」「どんなお土産が良いだろう?」などと考えがちです。私も同じようにお土産選びに悩んだことがあります。

そこでこのページでは、「ホームステイ先に持っていくと喜ばれるお土産」と「お土産を渡すときに使える英語のフレーズ」についてご紹介します。

目次|このページでわかること

ホームステイ先に持っていくと喜ばれるお土産

ホームステイ先が決まったら用意する一つがお土産です。私の場合、お土産を選ぶ際に一番に考えたのは「家族構成」です。その理由は、「何を」プレゼントするかよりも「そのプレゼントを誰に渡すのか」の方が重要だからです。

ホームステイ先の家族構成は、本当にさまざまあります。例えば、「現地に住むネイティブの家庭」「シングルマザー(ファーザー)の家庭」「若いカップルの家庭」「移民の家庭」「老夫婦の家庭」「アジア系の家庭」などさまざまあります。

例えば、若いカップルの家庭に子供用のおもちゃをお土産に渡しても喜ばれるわけがありません。一方ホストファーザーがビール好きなら、「ビールに合うおつまみ」などをお土産として持っていくと喜ばれるでしょう。

このように、相手によって喜ばれるお土産は変わってきます。そのため、家族構成やその家族の趣味に合わせてお土産を選ぶようにしてください。

ちなみに私が滞在したホームステイ先は、4人家族で30代後半の夫婦と小さな男の子が2人いる家庭でした。そのため、私が選んだお土産はシンプルに「お菓子の詰め合わせ」と「子供用のおもちゃ」の2つでした。

そして、私がお菓子の詰め合わせで選んだのはチョコレートです。

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チョコレートをお土産に選んだのには理由があります。ホームステイ先に子供がいる場合、チョコレートは子供のおやつになります。そしてワイン好きな夫婦だったため、チョコレートはワインのおつまみにも適しているからです。

このように、家族全員の感情を満たすことができるお土産を考えました。それを基準に選んだのがチョコレートでした。また、チョコレートは賞味期限が比較的長いため、お土産そのものを楽しんでもらえる期間も長くなると考えました。

このように、「あなたなりにそのお土産を選んだ理由」を込めて相手に渡すと、より一層そのお土産を喜んでくれるでしょう。

後から聞いた話ですが、現地の人は「日本のチョコレートは海外のより品質が良い」と口を揃えて言っていました。そのため、チョコレートはお土産として持っていくのにおすすめの一品です。

上記の理由からホストファミリーへのお土産選びのポイントは、「家族全員で楽しめるもの」「家族の趣味に合わせたもの」の2点を最低限抑えた上で選ぶと良いでしょう。

喜ばれるお土産が高ければ良いとは限らない

お土産を選ぶとき、多くの人は「高価なお土産であれば喜ばれるのではないか」と考えがちです。しかし、必ずしも高価なお土産が喜ばれるとは限りません。これは実際に私が経験して思ったことです。

私が高校留学をした際に、校長先生へ渡すためのお土産を日本から用意して持って行きました。そして、わざわざ浅草まで足を運び、貯金をして貯めていたお金で小さな掛け軸をお土産にしました。金額として約1万円です。私は「これは絶対に喜ぶに違いない」と強く思っていました。

しかし実際は、「Thank you Kenji.」の一言で終わりました。私としては、「Wow! That’s so cool! Thank you Kenji!」くらいの喜んだ姿を期待していましたが、見事にその期待は破られました。

このように私の経験から、「高価なお土産だから相手に喜ばれるわけではない」ということを認識しておいてください。そのため、お土産に高いお金を使わなくても問題ありません。

お土産の予算として1000円〜3000円ぐらいで十分でしょう。3000円もあれば、チョコレートやおせんべいなどのお菓子の詰め合わせを購入することができます。5000円出せばかなり良い物を購入することができるでしょう。

安く抑えるには100円ショップで購入できる「日本のお土産」もオススメです。例えば「折り紙」「扇子」「提灯」「手ぬぐい」「文房具」「お箸」などです。これらはすべて100円ショップで購入することができ、「日本からのお土産」だということが一目でわかるため喜ばれます。

他にも、「手作り品」が喜ばれることもあります。

例えば、あなたに「陶芸」の趣味があったとします。そして、留学前に陶芸教室で体験レッスンを受け、でき上がった器やカップなどをプレゼントとして渡せば相手は喜んでくれるでしょう。さらに、自分が作った器で一緒に食事をすれば会話も弾むでしょう。

正直なところ、お土産に正解・不正解はありません。それよりも大切なのは「想い」や「なぜそのお土産を選んだのか」という理由の方です。結局は「真心が一番のお土産」になります。

そのため、「これでいいや」と投げやりにお土産を選ぶのではなく、そのお土産を選んだ背景にある「あなたの気持ち」も一緒に乗せて届けるようにしてください。

お土産を渡すときに使える渡し方のフレーズ

せっかく購入したお土産も、「英語で何て言ってお土産を渡せばいいのだろう?」と悩んでしまっては意味がありません。そこで、お土産を渡すときに使える渡し方のフレーズをご紹介します。

とてもシンプルなワンフレーズなので簡単に覚えることができます。

あなた:Y
ホストファミリー:HF
Y: This is a present for you. I hope you(‘ll) like it. = これ、お土産です。気に入って頂ければ良いですが。
HF:Wow! Thank you.
Y:You’re welcome. または、It’s my pleasure.
※どちらも「どういたしまして」というお礼に対する返事になります。

上記の青線の箇所を伝えれば、相手は理解してくれます。そして、「Thank you」と言われたら「You’re welcome.」または、「It’s my pleasure.」と伝えれば問題ありません。上記のような返答がすぐに口に出るようにしておくと、なお良いでしょう。

まとめ

上記でお伝えしたように、ホームステイをしたら「ホストファミリーの家族構成」「好きな食べ物や趣味」に繋がるお土産を用意することで、ホームステイ先へのお土産選びを失敗しなくて済むでしょう。

日本の文化を伝えるために、「扇子・うちわ」「手ぬぐい」「お箸」などを人数分用意して渡すのも良いですし、「小分けされたお茶のティーパックとおせんべい」などをお土産にしても良いでしょう。

また、「自分が好きなもの」や「日本で人気のある商品」も立派なお土産になります。趣味で作った手作り品などは、世界に一つしかないオンリーワンのお土産になるため、それらも素敵なお土産でしょう。

このように「お土産に良い悪い、正解・不正解」などの優越はありません。大切なのは「あなたの意志で選ぶこと」です。そのため、「何がお土産にオススメなのだろう?」と囚われる必要はありません。

私の経験上、お土産の値段が高ければ喜ばれるという理由もありません。なぜなら、安くても喜ばれるお土産があるからです。事実、100円ショップで購入した日本のお菓子は外国人にとても喜ばれています。

上記でお伝えしたように、ホームステイ先へのお土産は「家族構成によって変わる」ということだけを理解した上で、「あなたなりのお土産」を選んでください。