カナダ留学前に確認しておきたい治安と身を守る上での考え方

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あなたが海外留学をする上で一番気にするのは「身の安全」ではないでしょうか。

アメリカ・カナダ・オーストラリアの大都市に行けば、やはり治安面には油断は禁物です。海外留学をしたら自分の身は自分で守らなければいけません。

特にアメリカの大都市は、治安の悪いイメージを日本にいて耳にすることがあるのではないでしょうか。例えば、殺人、強盗、凶悪犯罪から始まり、空き巣やスリなどの軽犯罪もニュースで見ることがあります。

カナダやオーストラリアも大自然が豊かで比較的治安が良いイメージがあるでしょう。しかし、いくら緑が豊かな国でも日本と同じようにはいきません。

そのため、安全管理には気を配り「自分の身は自分で守る」という心構えがとても大切です。

そこでこのページでは、留学する上での「治安と身を守る上での考え方」についてご紹介します。

目次|このページでわかること

カナダの治安について

私自身が4年間の留学を経験して思ったのですが、いくら治安が悪いといわれている都市や地域でもそのすべてが危険というわけではありません。そして、治安の危険度を判断するポイントとして、「エリア(地域)」と「時間帯」を気にかけるようにしてください。

例えば私の場合、カナダの田舎街に4年間住んでいました。田舎町なので基本的にとても平和です。時間の流れもゆっくりですし、日中に外を歩けば「Hello!」と知らない人から笑顔で声をかけられる素敵な街です。

しかし、週末(金・土・日)の22時以降は注意をするようにしました。例えば、ダウンタウン周辺にある大通りの道にはできるだけ近寄らないようにしていました。その理由は、ダウンタウン近くに夜中まで営業しているゲームセンターがあったからです。

そのエリアには田舎町の不良集団がたむろっていました。ダボッとしたB系の服装で、集団になってタバコを吸っていたりビール瓶片手に立ち話をしたりしている集団がいました。そのため、週末はどうしてもパトカーの数をよく見かけました。

外国の若者は、基本的に日本人と比べて骨格がしっかりしているため体格が良いです。ましてや集団でたむろっているため、目付きも鋭いですし殺気立っている場合もあります。そのため危険な地域(エリア)には下手に近寄らないことが大切です。

私の場合、基本的に夜の22時以降はダウンタウンなどの賑わっているエリアには出歩かないようにしていました。基本的に週末は遅くても21時くらいには家に帰り、そのあとは勉強をしていました。

田舎町だったこともあり、遊ぶところがほとんどなかったことが良かったのでしょう。お店も閉まるのが早く、変なトラブルに巻き込まれることはありませんでした。そのため、無事に4年間の留学生活を送ることができました。

正直こればかりは「エリア」と「時間帯」によって治安の良し悪しは分かれてきます。そのため、現地で「街の治安や雰囲気」について周囲に聞いておくようにすると良いでしょう。

例えば、学校で出会う現地の友達から治安面について聞いておくようにすると良いです。学校の友達以外にもホームステイ先のホストファミリーから聞いておくのも良いでしょう。

実際私もカナダ人の友人から、「このエリアには行かないほうが良い。このエリアは気をつけた方が良い。この時間帯は出歩かない方が良い」などと教わりました。

カナダ留学をしたら夜間の一人歩きはしないこと

私の経験上、夜は出歩かない方が無難です。私が住んでいた田舎街はコンビニまで徒歩20分かかりましたし、日本みたいにあちこちに自動販売機は設置されていません。そのため、夜の道は基本的に「暗い」です。ですから、夜の街を一人で出歩くことはオススメしません。

例えばその一つが「公園」です。日中はコーヒー片手に散歩を楽しんでいる人がいたり、犬の散歩をしている人がいたりと、和やかな時間が流れています。

しかし、夜になると昼間に見た景色とは一変します。電灯がある公園もあれば電灯が設置されていない公園もあります。そのため、身の危険から守るためにも夜の公園には入らないようにしてください。

もし、どうしても夜間の暗い道を歩くときは、できるだけ1人ではなく2人以上で歩くようにしましょう。ただ、私の経験も踏まえてお伝えさせて頂くと、基本的に夜間は一人歩きをしない方が好ましいです。

私の場合は4年間、留学先の街に住んでいたこともありその街の雰囲気や歩いても大丈夫な道、時間帯などを把握していました。そのため、自分の身は自分で守ることができる感覚がありました。

しかし、海外生活に慣れていない初めての人が夜の道を一人で歩くのは禁物です。そのため、夜は基本的に出歩くのではなく家で静かに勉強などをすることをオススメします。

カナダで治安の良い安全な場所や道を確認する方法

安全な都市だといわれている所でも、場合によっては危険な地域があります。これは、どこの国でも犯罪やトラブルがあるため避けることができません。そのため、自分の身は自分で守らなければいけません。これ以上の対策方法はないでしょう。

上記でお伝えしたように、私はカナダに4年間住んでいましたが、実はカナダの他にもアメリカ・オーストラリア・フィリピンにも7日間ほど滞在した経験があります。

これらの経験から海外の治安について思うことは、「きちんと自己防衛力を高めておけば海外留学は誰でもできるということです。

そこで次に、「治安の良い安全な場所や道を確認する方法」についても解説しておきます。

家までの道のりを確認しておく

あなたが留学をしたら、特に最初の1ヶ月目が肝心です。これは英語面を上達させるために最初の1ヶ月が重要なように、生活面においてもとても大切な1ヶ月になります。そして、自分の身を自分で守るために理解しておくことがあります。

それは、「地元の人々の習慣や生活パターン、お店など周囲の町並みを把握すること」です。これらを参考にしながら、自分の身を守るようにしてください。

初めての留学ですから色々と行動範囲を広げたいと思う気持ちはあるでしょう。ただ、基本的にはいきなり一人で遠くまでは出歩かないことです。そのため、「すり足」で徐々に行動範囲を広げていく方が安全です。

もし遠い場所まで出かけるときは、しっかりと行き帰りの道順を把握しておくことです。そして「目的地の名前・住所」「ホームステイや寮の住所」をメモすることを忘れないようにしましょう。

例えば、小さなメモ帳などに自分が乗るバスの番号や行き先の住所などを記入しておけば忘れませんので、留学初期では常にメモ帳を持ち歩いて行動することをオススメします。

私の場合、夜遅くまで出かけてしまった場合は必ず「タクシー」を使うようにしました。タクシーを使う理由は、家までの帰り道を安全に帰ることができるからです。そのため、もし家に帰るのが遅くなる場合はタクシーなどを利用して帰宅することも考えるようにしておきましょう。

理想は、なるべく暗くなる前に用事を済ませて早めに行動することを心がけてください。特に初めての留学であれば、このくらいの危機管理を持った方が良いでしょう。

犯罪・スリなどにあわないために

私が住んでいた都市では、移民が多く住む地域のエリアがありました。例えば、スプレーなどで落書きされている壁やお店のガラスが割れて閉っているお店などがある地域では、移民や低所得者が多く住んでいる場合があります。

そのため、このようなエリアには近づかないほうが無難です。このような街の雰囲気は、実際に自分の目で見れば「感じる」ことができるでしょう。

なぜなら、実際に街の雰囲気が少し変わるからです。例えば、街が汚れていたり、ゴミが多く道に落ちていたり、異臭がすることもあります。

そのため、このような場所に遭遇したら、深入りせずに立ち去るようにしてください。

カナダの公共交通機関を使うときの注意点

都会に留学する場合、主な公共交通機関は「電車」「バス」「タクシー」が交通手段でしょう。この点は日本と変わりません。

しかし田舎に留学する場合、交通手段は「バス」と「タクシー」が公共交通機関な街もあります。実際、私が留学した街には電車が通っていませんでした。

そのため、私は「バス」「タクシー」が主な公共機関として利用していました。そこで、以下で公共機関を使うときの注意点についてお伝えします。

バスや電車に乗るときに気をつけること

私が初めて留学をしたときは現地の生活に慣れるまでは、毎回バスに乗るときに必ず後部座席ではなく運転手の近くの席に座るようにしました。理由は運転手の近くでいれば安心ですし、何か車内でトラブルがあっても助けてくれるからです。

運転手はトランシーバーを身につけています。そのため、他のバスや本部と連携をいつでも取ることができますので、近くに座っていれば万が一何かの問題があってもすぐに対応してもらいやすいです。

またバスは、夜になるとガラの悪い人が乗ってくる場合があります。そのため「乗る時間帯」と「座る場所」には気を配るようにしてください。

他にも、地下鉄は多くの人が利用する交通手段であり、市内を移動する上でとても便利です。ただ、電車もバスと同じように「乗る時間帯」「車両」に気を配って利用するようにしてください。

また、地下鉄の場合はホームにある黄色の線で囲まれているエリアで待つようにしましょう。その理由は、監視カメラがそのエリア周辺に設置されているからです。

もし何か危険なことがあった場合、すぐにセキュリティースタッフ(警備員)が対応できるようにシステム化されています。

そして、公共交通機関を利用する際は以下の2点に気をつけるようにしてください。

居眠りをしない

私が留学した2001年〜2005年は、日本のように「次の停留所は◯◯に止まります」などの自動音声のアナウンスは一切ありませんでした。

そのため、車内で居眠りなどをしてしまえば自分が降りるべき停留所を過ぎ去る危険がありました。ですから常に外を眺め、建物を目印に降りるべき停留所を確認していました。

2016年現時点では、バスなどの移動手段は自動音声サービスが設置されている都市あります。しかし、田舎はそのような設備が整っていない都市もあります。

そのため、あなたが留学する都市はバスの「自動音声サービスの有・無」なのかも現地に着いたら確認するようにしてください。

都会のバスには自動音声がある場合でも田舎に留学したらバスに自動音声がないことがあります。

そのため、居眠りをしてしまうと自分が降りるべき停留所を通り過ぎてしまうことがあるので、田舎に留学する場合は居眠りをしないように気をつけましょう。

そして自動音声がある地域でも、「自動音声があるから大丈夫」と油断することなく、自分の身は自分で守る意識を持つことを忘れないようにしてください。

派手な服装・装飾品は身につけない

高級ブランド物(腕時計・財布など)やアクセサリーを他人から見えるところに身につけないようにしてください。特に移民が住んでいるエリアにそれらを身につけて入ると危険です。

あくまでも留学は勉強が目的ですから、日本と同じような高級品を身につけて痛い目にあっても後悔するのはあなたです。そのため、派手な格好は控えるようにしましょう。

また、自分の身を守る上で「防犯グッズ」を利用するのも良いでしょう。特に女性が留学する場合、日本から防犯グッズを用意しておくと安心です。百貨店や100円均一ショップなどに行けば、手軽に防犯グッズを購入することができます。

自分の身に防犯グッズを忍ばせておけば安心ですから油断することなく、「自分の身は自分で守る」という意識を持つためにも、日本から防犯グッズを用意しておくことも一つの武器として考えておきましょう。

海外安全情報を確認しておく

あなたが留学する前に情報を収集する一つの方法に外務所が提供している「海外安全ホームページ」というサイトがあります。このサイトでは以下のことを知ることができます。

・海外安全情報の基礎情報

・テロや感染病の警戒情報

・お役立ち情報や最新情報

このようにさまざまな情報を収集することができるので、留学前に確認をしておくことも一つの勉強になります。

まとめ

今回お伝えした、「治安と身の守る上での考え方」をしっかり理解するようにしましょう。

最終的にはあなたの英語力と現地での生活力を総合的に判断して、自分の身は自分で守るしかありません。

これらを理解した上で、防犯対策をしっかりと行ってください。日本と海外は地域ごとの情勢がまったく違います。そして、治安が良いとされている都市でも危機感を忘れずに生活することが大切です。