留学を成功させる3つのコツ

「留学するからには絶対に英語力を伸ばしたい!」「本気で留学を成功させたい!」と考えている人は多いです。そんな人に、私がお伝えしていることは「周囲と違うことをすることに意識を置いてください」と話します。

結論から言うと、「日本人が行かないような場所を留学先として選ぶこと」です。

目次|このページでわかること

日本から近い場所を留学先として選ばない

日本から留学先までの「距離」を考えてください。日本からバンクーバーは、乗り換えせずに1本で行けます。日本からハワイも同じです。日本からシドニーも1本で行けます。

日本から簡単にアクセスできる国を留学先として選ぶと、日本人と触れる確率は高まります。そのため自分の気持ちに甘えが出てくる可能性があります。

「何かあればすぐに日本に帰れる」「留学先でも日本人はいるから安心だな」など甘い気持ちが出てくるかもしれません。仮に日本人と会う機会を得たときに、「あ〜やっぱり日本人と話すと落ち着くな」「日本が恋しくなってきたな」など思うかもしれません。

このような気持ちを遮断するためにも、日本から近い場所を留学先として選ばないことが大切になります。

それでは、私はどのようにして留学先を選んだのかというと、3つの観点から留学先を決めました。

日本から離れていて、不便な場所

私が選んだ留学先は、大都市と違って田舎です。場所はカナダのサスカチュワン州の首都、「レジャイナ」です。乗り換えも日本から2回おこなう必要があります。空港はとても小さく、地下鉄などの電車は通っていない都市です。

現地での交通手段は、バス、タクシー、自動車、マウンテンバイク、スケートボードなど、大都市のそれと比べて移動手段はとても「地味」です。

そのため、不便なことはたくさんあります。例えば、週末のバスは1時間に1本しか通っていません。30分以上待つことが普通にあります。ダウンタウンに行くのに60分ほどかかる場合もあります。

言い換えれば、このような体験ができるのも田舎を留学先として選んだ醍醐味になります。あらためて、日本がどれだけ恵まれているかを知ることもできるでしょう。

日本から遠い場所で、日常生活が不便(地味)な場所を留学先として選ぶ日本人は本当に稀です。私が通っていた高校に同学年の日本人留学生は、私の他にもう一人しかいませんでした。

しかし受講していた授業がお互い別々だったため、学校内で話すことはまったくと言っていいほどありませんでした。そのため普段のコミュニケーションはすべて「英語」になります。

日本語を話す環境を自ら断ったわけなので、必然的に英語力は伸びていきます。何か悩み事があっても自分で考えて解決するか、英語で周囲に相談するくらいしかありません。

また、日本に帰国するにも乗り換えを2回必要とするため、早々に帰れません。このようにして、自分に強制力を働かせ、自分で解決する力を養うためにも、あえて日本から離れた場所を留学先として選ぶのは適しています。

このようにして、他の人がやらないことを率先しておこなうと、英語力は自然とついていきます。

気候が寒いこと

私が住んでいた留学先は田舎です。冬になるとマイナス50度を超える極寒な場所でもあります。そのため、日本からの留学生はそうそういません。「寒いところはいやだ」と多くの人が考えるだろうと判断しました。

この考えは当たり、日本から距離が離れていて寒い場所であったため、必然的に日本から来る留学生は少なかったです。そのため、必然的に英語力を伸ばすしかありませんでした。

寒いのが苦手な人にはオススメしません。すべては自己責任ですから強制はもちろんしません。ただ、本気で留学を成功させようと考えるのなら、私がおこなったような選択を取るのも一つの方法ではないでしょうか。

治安はそれなりに安定しており、且つ物価が安いこと

治安がそれなりに安定していて、且つ物価が安いところはどこかと考えたときに、カナダの田舎が良いと判断しました。理由は、田舎なら大都市と比べて犯罪率も少なく、都会と比べて物価も安いだろうと考えたからです。

たとえば、同じ1LDKの部屋が大都市であれば700ドル前後のところ、田舎であれば500ドル前後で借りることができます。同じお金、同じ時間、同じ英語留学をするのであれば田舎の方が費用を安く抑えることができます。

留学をしたら人と違うことをする

私が長期留学先として選んだのはカナダにある田舎の学校です。期間として4年間住んでいました。上記でもお伝えしていますが、考え方として「人と違うことをする」ことです。

なぜなら、他の人がやりたがらない事を自分がおこなうと、それだけで他の人より上達する要素が見込めるからです。

私の友人もカナダに留学した経験があります。同じ留学仲間だったため、半年に1回くらいのペースで連絡のやり取りをすることがありました。その友人は大都市近辺に留学していました。

ある日、いつものように近況の話をしていると「けんじはいいね、日本人がいない場所を留学先として選んだから。私の周りには日本人が多いから、ついつい日本語を話してしまって英語が上達している感覚がなくて。羨ましいよ」と言われました。

この言葉から、どれほどの意思を持って英語を学習しようと自分で思っても、上記のように日本人が多い地域を選んでしまうと、なかなか英語が上達しない可能性があることが理解できます。

それだけ人間の心は弱いということです。環境を変えなければ人は変わらないのです。あなたが本気で海外留学を成功させるためには、そのための「戦略」が必要となります。もし仮に田舎が嫌なのであれば、大都市でも日本人が少ない地域を選べば良いのです。

人と違うことをするには、勇気を必要とするでしょう。ただ、人と違う道を歩みそれが成功したとき、あなたには「自信」が得られます。大切なのは、自分が決めた選択を正解に導く力だと考えてください。

私は16歳で「留学しよう」と決断しました。そのため、あなたにもできます。みんなと同じを選ぶのではなく、他の人とは違うアプローチ(考え方)を強く持って、本気で留学に挑む必要があると考えてください。