留学にはトラブルがつきものだということを知る

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何か新しい事に自分が取り掛かろうとしたとき、最初からうまくいくことはありません。例えば、旅行をするにしても計画通りに進まないことがあります。

このことは、留学をする場合であっても同じです。例えば、留学先に向かうとき、予期せぬ車の渋滞、天候の乱れによる電車の遅延、フライト時刻の乱れなどが起こる可能性があります。このようなことが起こった場合、空港までに到着するのにより多くの時間を必要とします。

他にも、「空港に1時間前に到着し、ギリギリでチェックインをして焦った」などの声を耳にすることがあります。このようなことにならないためにも、留学を希望する方は時間ギリギリの行動をしないようにしてください。

時間ギリギリの行動をすると、精神的にゆとりをもって対応することが難しくなります。そのため、常に時間に余裕をもって行動することが大切です。特に行き慣れていない場所であればなおさらです。

ちなみに私は、余裕をもって行動するタイプです。出発の2時間ほど前には必ず空港に到着し、空港内のカフェでお茶をして心を整えるようにしています。このようにした方が、精神的にゆとりをもって行動することができるため、安心してスケジュールをこなせるようになります。

しかし、中にはどうしても自分自身では対応することができないトラブルがあります。

このページでは、私の経験も踏まえて、自分自身では回避することができなかった「留学中にあった2つのトラブル」について紹介していきます。

目次|このページでわかること

トラブル1:機内に預けた手荷物が紛失した

私が長期留学で日本からカナダのレジャイナに向かった際に、一つ大きなトラブルを経験しました。今でこそ懐かしい思い出になっていますが、当時の私は本当に焦りました。このとき私が直面したトラブルは、「留学先の空港に手荷物が届かなかった」というものです。

私が留学した「レジャイナ」という場所は、とても田舎の地域です。現在、レジャイナまではバンクーバーから直行便が出ていますが、当時はありませんでした。

そのため、日本からレジャイナに向かうためには、「成田」→バンクーバー」→「カルガリー」→「レジャイナ」と、乗り換えを3回しなければいけませんでした。そして、カルガリーからレジャイナまでは、機内に風がスースー入ってくるほど小さな飛行機で向かいました。

初めての長期留学で、約17時間のフライトだったこともあり、精神的に少し疲労感がありました。到着時間も21時を回っていたこともあり、早く部屋で休みたかったことを覚えています。

私は日本を出発する際に、「スーツケース」と「登山用バック」の合計2つを空港に預けていました。

そして、レジャイナ空港の荷物受取所で自分の荷物が来るのを待っていました。しかし、一向に私の荷物がゴンドラから流れて来ないのです。そして流れてくる荷物が終了してしまい、結局、私の荷物は最後まで手元に届きませんでした。

すぐに受付に行き、「私の荷物がまだ来ていない」と片言の英語で伝えました。そして、空港スタッフの人がパソコンを使って調べたところ、私の荷物がカルガリーで止まってしまったことが分かりました。

これには非常に困りました。荷物の中には、洋服や生活用品などの必需品が入っていたからです。

自分の手荷物が途中で経由した空港で止まっていると聞いたとき、私は「おいおい、困るな」と半笑いの状態でした。そして、受付で係りの人から生活用品(スキンケア・ヘアケア・歯ブラシ・髭剃り)などが入った小さなポーチを渡されました。

このとき、その係員から「今日はこれ(ポーチ)で我慢して。明日中には荷物を送り届けるから滞在先の住所を教えて」と言われました。このような対応を受けた当時の私は、「随分と軽いな。ちゃんとやってくれるのか?」と半信半疑だったことを覚えています。

翌日、荷物は無事に届き、一件落着しました。ただ、上記のようなトラブルは今(2016年現在)でも稀にあるそうです。特に小さな都市に留学する方は、このような荷物に関するトラブルは留学には付き物だということを認識しておくと気持ちが楽になるでしょう。

なお、出国の際には、チェックインカウンターで係りの人から航空チケットに手荷物シールが貼られます。万が一、手荷物を紛失した際には、そのシールが追跡する手がかりとなります。そのため、絶対にパスポートと航空チケットは肌身離さず持っておくようにしてください。

もし、留学先の空港であなたのスーツケースが出てこなかった場合、係りの人に英語で伝えるときは、係員に対して以下のような英文を話してください。

Excuse me. My suitcase did not come out. Is this all of the suitcase from flight 〜〜〜? = 私のスーツケースが出てこなかったのですが、これでスーツケースは全部でていますか?」です。

最後の「〜〜〜」は、フライト番号を伝えてあげてください。このとき、もしフライト番号がわからなければ、チケットを係りの人に見せるようにします。そうすることで、相手は理解してくれるでしょう。

トラブル2:天候が悪化し、予定時刻のフライトが飛行せず半日ほど空港で待機

二つ目のトラブルは、冬休みを利用して日本に一時帰国をする際に起こりました。

その日はひどい大雪でした。このとき、レジャイナからカルガリーまでは、普通に飛行機が飛んでいました。しかし、天候が悪化したことで、「カルガリーからバンクーバーまでは飛行することができない」とアナウンスで伝えられました。

そのため、私は空港で待機をすることになりました。このとき、時間にして5時間ほど待ったと思います。これには非常に困りました。

予定していたフライトで飛ぶことができず、日本に帰国する時間がズレることになるからです。また、外は大雪のため空港の外に出ることができません。私はこの約5時間で空港内を散歩したり、カフェで読書をしたりして過ごしました。

上記の出来事のように、留学をすると自分が予想していない事態が起こることがあります。このようなとき、焦らずに対応することが大切です。なぜなら、このようなトラブルはどうしても自分自身で回避することができないため、受け入れるしかないからです。

特に、海外へ飛行機で移動する際は、自分自身では対応できないトラブルなどがあることを認識しておいてください。その上で、準備を万全にしておくことが大切です。そして、時間ギリギリに行動をするのではなく、時間に余裕をもって行動しましょう。

私が経験した上記2つのトラブルは、もしかしたら稀なものかもしれません。日本では手荷物が届かないという話を聞いたことはありませんが、海外ではこのような出来事があるということを認識しておいてください。

これらのトラブルについて、「自分には関係ない」と思うのではなく、「明日は我が身」という考えをもってください。

留学というものは、現地に到着してからではなく、日本の家を出るときから始まっています。このことを認識した上で、飛行機を使う移動には十分に気をつけるようにしましょう。