語学学校ではどんな人たちが英語を学んでいるのか

語学留学を検討している方の中には、「どんな人が語学学校で学んでいるのだろう」と考えることがあるのではないでしょうか。そもそも、初めて留学するわけですから、どんな人が学校に在籍しているのか不安になると思います。

そのため、事前に「どんな人が語学学校で学んでいるのか」を少しでも把握しておけば、安心して留学することができるのではないでしょうか

このページでは、初めて留学する方向けに、「語学学校ではどんな人たちが学んでいるのか」についてお伝えします。

目次|このページでわかること

語学学校の生徒には、積極的で真面目な人が多い

私が初めて語学学校で英語を学んだのは、15歳のときでした。私が在籍した学校では、さまざまな国籍の人たちが集まっており、年齢も10代後半から20代後半まで幅広く在籍していました。

彼らとコミュニケーションを取るには英語しかありません。そのときには、改めて英語で各国の人と対話ができることの素晴らしさに感動したものです。

彼らの共通点として、「積極性があること」「意識が高く真面目であること」そして「失敗を恐れていないこと」の3点が印象的です。そもそも留学生たちも語学学校に来て英語を学んでいるのですから、完璧な英語を話す人は誰一人としていません。

もちろん中には、英語を流暢(りゅうちょう)に話す生徒もいますが、まだまだ初歩の段階の生徒などもおり、留学生の英語レベルはバラバラです。ただ、生徒の特徴として共通しているのが、失敗を恐れない活発的な学生が多いということです。

一方、自分が消極的で内気な状態でいると、なかなか周囲と溶け込むことができません。最初の一歩を踏み出すタイミングが遅れると、躊躇(ちゅうちょ)してしまいます。これでは時間がとてももったいないです。

そのため、自分から積極的に周囲に対して声をかけるようにしてください。待ちの姿勢ではなく、自分から声をかけていくことの方が絶対に良いです。声の掛け方がわからないという人は、自分ができるところからやればまったく問題ありません。

例えば、以下のような質問をしていくのです。

・Where are you from?(どこ出身なの?)
・What are you doing this weekend?(今週末の予定は?)
・What do you do in your free time?(暇な時って何してる?)

上記のような、簡単なフレーズからでかまいませんので、ほかの留学生たちに声をかけていくのです。

相手は自分の話を聞かれると嬉しい気持ちになります。そこで、まずは聞き役に徹し、質問をして相手と仲良くなってください。仲良くなると向こうから声がかかるようになり、仲良くなるスピードが一気に加速していきます。

また、語学学校にいる生徒は目的を持って通っています。もちろん「留学の目的=英語力の向上」ですから、積極的で真面目な人が多くいます。それに加えて、留学生たちのほとんどが、エネルギッシュで元気が良いです。

そのため、自分から進んで行動範囲を広げていけば、留学生活はとても充実したかたちで送れるようになります。

国籍が違う仲間と出会うことで新たな価値観が学べる

海外留学をすると国籍が違う仲間が必ずできます。多彩な人種の人々が学校にいるため、彼らと交流を深めることによって日本人との違いを学ぶことができます。そして、新たな価値観や文化の違いなどを吸収する良い機会となります。

例えば、現地で出会う外国人とコミュニケーションを取ると、自分の意思を強く持っている人たちが多いことに気付きます。彼らの気持ちをダイレクトに知る機会はとても勉強になります。また、彼らは自国に対する愛国心がとても強いです。

このように、国籍が違う人と出会うことで、多大な刺激を受けることができます。自分にはない個性をもっている人と出会うことで、新しい考え方や物の見方などを学ぶことができるのです。

また、外国人と日本人との一番の違いは、笑顔です。現地では、みんな必ず笑顔で周囲とコミュニケーションを取るため、とても爽やかなのです。そのため、一緒に過ごしていてとても楽しい気分になったり、嬉しい気持ちになったりします。

正しい答え・間違った答えはない

また、私が語学留学をした際に教わった考え方の一つに、「正しい答え・間違った答えなどない」というものがあります。つまり、留学生の人たちは「答えそのものには、良いものも、悪いものもない」と解釈しているのです。

そして語学学校では、「どう思っているのか・何を感じているのか」を聞かせて欲しいと言われます。要するに、物事の良し悪しではなく、感情にフォーカスを当てるコミュニケーションを取る傾向にあるのです。

私たち日本人は、気持ちをストレートに伝えることを苦手としています。しかし、海外では素直に自分が思っていることを伝える文化があります。この違いを肌で感じることができるのも留学の良い点です。

その他にも、「自分たちが気持ちよく生きるために、何をしたら気持ちよく過ごせるか」を考えている人たちがとても多い印象を受けました。

そして他国の留学生たちは、小さいことにはくよくよしません。何か上手くいかないことがあったとしても「どうしよう」と考えるのではなく、「どうやったらいいか・どうすればうまくいくか」と考えます。

日本に住み続けていたら、触れることのない価値観に出会えるのが留学の魅力の一つです。

出会いの数だけ笑顔が増え、笑顔の数だけ幸せな気持ちになります。また、彼らと時間を共にすることで教養が深まるため、留学生活を通じて自己成長をすることができます。

日本で生活していたら経験できないことが留学ではたくさんあります。そして、海外でしか味わえない出会いがあります。

この記事を読んでいる方の中で、「留学を検討しているが不安や迷いがある」「ワーキングホリデーなどを考えている」といった方は、現地生活のことに対してあまり難しく考えないでください。

それよりも、「留学したらこんな楽しいことが待っているかも?」と良い方向にイメージすることの方が大切です。海外留学経験はあなたの人生の財産となるため、勇気をだして海外に行ってみることを強くおすすめします。

また私は、中学校の英語成績は「2」(5段階評価中)と高く評価できる数字ではありませんでした。しかし、留学することができました。

そのため、今のあなたが英語に対して自信がなくても大丈夫です。なぜなら、いずれ必ず上達していくからです。むしろ、迷っていて行動しないことの方がもったいないです。

人生は一度きりです。そのため、後悔することのないように、思い切って海外に飛び込んでみてください。きっと素敵なチャレンジをいくつも体験できるはずです。そして、留学生活を通じて出会う仲間たちと交流を深めることで、充実した海外留学を経験することができるでしょう。