留学のときに入国審査で審査官がする質問はパターン化されている

カナダ留学の基礎知識

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日本を出国し、現地の滞在先に到着するまでには、自分で行わなければいけないことがいくつかあります。

まず日本を出る場合は、「出国手続き」があります。そして滞在先の国に到着すると必ず「入国審査」があります。実はこの入国審査では、係員が質問する項目をあらかじめ把握しておくことができます。

そのため、英語が話せなくても事前に質問内容を理解しておくことで、実際の入国審査時では慌てずに英語で対応することができるようになります。

このページでは、「入国審査でよく聞かれる3つの質問」と「その答え方」について紹介していきます。

目次|このページでわかること

入国審査でよく聞かれる3つの質問

私が初めて海外留学をしたのは15歳でしたが、初めての入国審査はとても緊張したことを今でも覚えています。「何を聞かれるんだろう?」「ちゃんと相手の質問に答えることができるかな?」など多少の不安がありました。

実は審査官から聞かれる質問は、パターン化することができるため、事前に準備をしておけばまったく問題ありません。

まず、入国審査官に「Can I see your passport? = パスポートいいですか?」と聞かれるため、パスポートと一緒に入国カード(Incoming Passenger Card)も挟んだ状態で渡してください。挟んだ状態で渡せば、パスポートと一緒に入国カードも確認してくれます。

渡すのは以下の2つです。

・入国カード
・パスポート(顔写真が載っているところを予め開いて渡すと親切です)

入国審査官は、入国カードの記載内容を確認し、パスポートの顔写真が本人と一致しているかどうかを確認します。そしてその際に、審査官から聞かれる質問は大きく分けて3つあります。

目的

第一に「目的」を聞かれます。よく入国審査官はパスポートを確認しながら、以下のどれかを質問してきます。

・What’s the purpose of your visit?
・What’s the reason for your trip?
この2つの意味は、共通して「入国の目的は何ですか?」です。

このときの答え方は、自身の目的によって異なります。

例えば、英語の勉強なら「To study English」で伝わります。休みで来た場合は、「Just for vacation」です。

このときのポイントは、文章で伝える必要がないということです。全文で伝えようとしなくても、キーワードだけで伝わりますので安心してください。

目的地

次に「目的地」を聞かれます。入国審査官は以下のどれかを質問をしてきます。

・Where is your final destination?
・Where are you going?

この質問に答えるときは、あなたが住んでいる住所を答えるのではなく、目的地がある街の名前を答えれば大丈夫です。

私の場合はカナダのレジャイナだったため「Regina」と答えました。このときも文章で答える必要はなく、一言で街の名前を伝えれば相手は理解します。

他にも、「Where are you going to be staying? = どこに滞在する予定ですか?」と聞かれることもあります。

このときの答え方として、あなたがホームステイに滞在する場合は「at my host family’s house=ホストファミリーの家」で伝わります。

また、稀に住所を聞かれることもあります。

・Do you know the address of where you are staying?
・What’s the address of your where you are staying?

「address = 住所」です。住所を口頭で伝えるのは面倒なので、事前にメモ帳などに自分の滞在先の住所を書いておくと便利です。

上記の質問がきたら紙に書いた住所を見せれば相手は理解することができます。その他にも、学校の許可書があるかどうかも確認する審査官がいます。

・Have you got a letter of acceptance from the school?
(学校の許可書は持っていますか?)

答え方としては「Yes. Here you are」で問題ありません。

滞在期間

最後の質問は「滞在期間」です。入国審査官は以下のどれかを質問をしてきます。

・How long are you going to stay?
・How long will you be staying?

これらのうちのどれかを聞いてきます。そして、これらの質問の意味は「どのくらい滞在しますか?」です。

そのため、「How long」と聞かれたら「滞在期間」と覚えておけば大丈夫です。そして相手に答える際は「3 weeks」「3 months」「3 years」など、文章ではなく簡潔に答えることを意識しておきましょう。

入国審査官は気まぐれな人が多い

私はカナダに長期留学をしましたが、他にも過去に英語圏でアメリカ・オーストラリア・フィリピンに行ったことがあります。どの国でも入国審査はもちろんありますし、上記の質問をしてきます。

ただ、入国審査官は気まぐれな人が多いです。フレンドリーな人もいれば厳しく質問をしてくる人もいます。

私も過去に何度か厳しい審査官に捕まったことがあります。このような厳しい審査官が相手だと、すぐには通してもらえません。ただ、厳しい審査官に当たったとしても緊張せずに答えれば問題ありません。

正直、審査官の中にはすぐに通す人もいれば、厳しく質問してきてなかなか通してもらえない人もいます。最終的にはその審査官の気分で決まるため、こればかりは本当に運です。

ただ、聞かれることはパターン化されていることがほとんどなので、事前に準備しておけば乗り越えることができます。

そのため、あらかじめ入国審査時に用意しておくと良い必要書類は以下の通りです。

・パスポート
・入国カード
・入学許可書
・ホストファミリーの住所
・ビザ発給許可通知書
・日本への航空券(手元に片道チケットのみ持っている場合は、特に提示する必要はありません)
今回お伝えした入国審査時に聞かれる質問項目を理解し、英語で答えられるように準備をしておきましょう。

事前に必要書類も準備しておけば、入国審査をスムーズに通ることができますので、しっかりと理解するようにしておいてください。