留学手配を依頼するエージェント選びをおこなう際、見積もりを取ってからどの会社に依頼するかを決める方が大半ではないでしょうか。
このときは、相見積り(あいみつ:複数の業者に見積りを取り、比較すること)をおこなって、詳細の内容や金額を見比べることが有効的です。
しかし、複数の留学エージェントに留学手配を依頼するとなると、契約した業者以外に断りの連絡をしなければいけません。
実は、多くの方が断り方で悩んでいます。丁寧に対応してくれた業者に対して、「値段が高かったので、他の留学エージェントにしました」と連絡するのは、言いづらいからです。
そこで、このページでは「留学の見積りを依頼した留学エージェントへの正しい断り方」を紹介します。
目次|このページでわかること
業者への正しい断り方を理解する
留学エージェントへ断りの連絡を入れる際、多くの方が「嘘」をついて断ろうとします。「値段が高かったから断った」と正直に言うことが気まずいと考えるからです。
そのため、「知り合いに留学エージェントを紹介してもらった」などと嘘を言って、断りの連絡を入れる方がいます。
しかし、これは逆効果であり留学エージェント業者を怒らせてしまう可能性があります。なぜなら、嘘を言って断りの連絡をする方のパターンはある程度決まっているからです。そのため、きちんとした理由がないのに断ってくるお客様はすぐにばれてしまいます。
このような態度をされては、あなたのためを思って誠意を尽くして提案し、予算を考慮して見積り作成をしてくれた留学エージェントに対して、あまりにも失礼な態度を取ってしまうことになります。
他に気に入った留学エージェントがある場合は、断って構いません。ただ、断りの連絡を入れるときは、「正直な理由」をきちんと伝えることが大切です。
例えば、「F会社の方が金額を安く抑えることができたので、今回は御社ではなく、F社に依頼することにします」と言ったり、「K社の方が提案力が優れていたので、K社にします」と言ったりすれば、業者は納得してくれるのです。
このとき、本当の理由をきちんと伝えることで、断りを受けた業者は今後の業務改善に役立てることができます。
断りの連絡をしたとき、その業者が怒ってくるようであれば、「その留学エージェントを選ばなくて正解だった」と思って大丈夫です。なぜなら、どの留学エージェントに依頼するのかは、お客様の自由だからです。
そのため、断りの連絡をしたときに態度を変えたり怒ったりする業者はご縁がなかったと見切って構いません。
そもそも、多くの留学エージェントは無料見積りをおこなっています。そのため、断ることに対して業者は何も抵抗はありません。
むしろ、来ていただいたお客様に断られた理由を教えてもらえるので、感謝されてもおかしくないのです。留学エージェントは、お客様から断られた理由を知ることにより、お客様に対して高品質なサービスと提案力に対してさらに磨きをかけることができます。
ただし、相見積もりを目的としている場合は、あらかじめ業者に「相見積り希望」と伝えておくことがマナーです。
事前にあなたの目的を伝えておくことは、最低限のマナーになります。きちんとあなたの目的を伝えておくことで、担当者と対等にコミュニケーションをすることができるからです。
あいみつが目的の場合、事前に伝えておくことが大切
相見積りをおこなうことを事前に伝えてしまうと、「断るかもしれないから、適当に対応されるかな?」と考える方がいます。しかし、実際はそんなことはしません。
日本には1000社以上の留学エージェントが存在します。国内に支社を保有している大手の留学エージェントから、5名以下で運営している小規模な留学エージェントなどもあります。
このように多くの業者が存在するため、必然的に競争力が働きます。「他社よりも良い提案をしよう」と担当者は考えます。そのため、あいみつを目的としているからといって、適当な対応はされません。
なかには、あいみつを嫌う業者がいます。しかし、事前にあなたの目的を伝えておくことで、トラブルにならずに未然に防ぐことができるでしょう。
あいみつは留学だけでなく、引っ越し業者や旅行代理店などでも一般的に利用されるものなので、「あいみつを取りたい」と伝えたところで問題ありません。
最終的にあなたが業者を断ったとしても、相見積もりをおこなっていることを担当カウンセラーに対して事前に伝えていることで、「他の留学エージェントのところで決めたんだな」と業者は考えます。
お客様の中には、「担当者からの連絡が来てから断る」「連絡がなければそのまま自然消滅にする」という人がいます。しかし、これは絶対にしてはいけないことです。
たとえ、無料見積りをお願いしても、あなたのことを思って提案してくれた内容の裏には、労力と時間、そして経費がかかっています。
短い期間の間でも、あなたのために考えてくれた提案内容です。業者を断るときは、必ず断りの連絡を入れるようにしましょう。