失敗を避けるための留学エージェント活用法

優良エージェントの見つけ方

日本には小規模な留学エージェントから複数の支社を保有している大手留学エージェントまで、その数は1000社以上といわれています。

また、エージェントによって得意分野が違います。例えば、アメリカに詳しい留学エージェントがあれば、ニュージーランドに詳しい留学エージェントもあります。

あなたが「留学をして得たいこと」「将来の夢・目標」を見据えたうえでの留学プランが重要になります。しかし、「どこに留学したら良いのか」「どのような留学エージェントを活用すれば充実した留学になるのか」と悩む人は多いです。

そこで、留学エージェントを活用するときの注意点についていくつか述べていきます。

目次|このページでわかること

複数の留学エージェントに見積もりを依頼する

留学エージェントの活用を失敗しないためには、「複数のエージェントに見積もりを依頼する」ことが大切です。このときの見積もり依頼は、最低でも2社以上に出すようにしてください。

その理由は、留学エージェントによって強み・弱みが違うからです。そのため、1社だけで契約を決めてしまうと、最悪の場合、「悪徳エージェントにひっかかった」「ダメな担当者に当たってしまった」と後悔することになり、留学の準備段階から失敗してしまうからです。

前述でお伝えしたように留学エージェントによって強みや弱みがあります。提携している学校の数も違えば、扱っている国も違います。

このような違いがそれぞれあるため、実際に留学エージェントを活用するときは複数の業者から見積もり依頼をだすようにしましょう。

車や家などを購入するとき、人生の転機となる大きな買い物のときは、複数の会社から見積もりをとって、比較検討するのが基本です。留学も同様で、人生の転機となる大きな「投資」ですから、複数社と比較検討する必要があります。

ただ、見積もり依頼が多ければ良いというわけではありません。「見積もり依頼はたくさんとった方が良い」というのは誤りです。なぜなら、5社以上から依頼した場合、選択肢が多すぎてしまい逆に迷って選べなくなるからです。

そのため、見積もりは2社、多くても4社以内にしてください。ただ、複数社の見積もり依頼を出せば完了ではありません。その次に、見積もりを出してくれた担当者との相性も重要です。

担当者との相性を確認する

あなたの留学が成功するかどうかは、前述のとおり「担当してもらう留学カウンセラーとの相性が合うかどうか」にかかっています。

担当者との相性を確認するには、実際に会って話してみたりメールのやり取りをしてみたりしないとわからない部分です。

例えば、留学カウンセラーによっては、あなたの意見を聞かずに希望としていない別の国を提案されることがあります。このような場合は完全なミスマッチであるため、しっかりあなたの意見をくみ取ってくれるカウンセラーに担当してもらうことが大切です。

「希望する国」「予算」「滞在方法」「留学期間」「日本人が多いところ・少ないところ」などを含め、できるだけ細かく条件を伝えるようにしましょう。

ここであなたが遠慮することはありません。なぜなら、留学カウンセラーはあなたの本音を聞きたいからです。

留学に関するあなたの詳細な希望を知ることが、良い留学先や滞在先を紹介することにつながります。お互いの信頼関係を築くのも早くなるため、メリットしかないのです。

留学エージェントとの関わりで失敗する人の特徴

ただ、なかには留学エージェントとの関わりで失敗してしまう方がいます。その一つに「2社以上から見積もりをとって、電話やメールがきたら返すのに面倒そう」と考え、結果的に1社で決めてしまう人がいます。

しかし、上記でお伝えしたようにこれにはリスクが大きいです。すべての留学エージェントが優良ではなく悪徳エージェントが存在しているため、当たり外れがあります。

希望とはまったく違う内容を提示してくるカウンセラーもいるため、このような担当者がその1社だった場合、ミスマッチになり留学そのものが失敗してしまいます。

ミスマッチを防ぐためには、必ず複数のエージェントを比較検討しなければいけません。

ただ、どれだけ良いカウンセラーに当たったとしても留学で失敗することがあります。それは、電話での連絡を拒否しメールだけで対応しようとするケースです。

必ず電話でも確認を取る

電話での連絡を面倒くさいと考え、メールだけで済ませようとする人がいます。しかし、実際は担当者と電話で話したり会ったりしなければ、その人が望む情報を得ることはできません。

さらに、「電話は面倒だからかけないで!」と言われてしまったら、カウンセラーも同じ人間なのでやる気が失せてしまいます。その結果、あなたへの対応が悪くなるかもしれません。

自分の人生に関わる大事な留学という場面で、「メールのみ」の要求をするのは考えられません。

電話が可能な時間を事前に伝えておく

加えて、「平日は仕事(学校)で忙しいので土日に電話してほしい」など、カウンセラーの活動時間を制限するのも好ましくないです。

例えば、滞在方法にホームステイを選んでいるとします。良さそうなホストファミリーが見つかり、担当者があなたに連絡しようとしても「電話は土日だけ」と言われてしまうと、別の留学希望者にその家の枠を確保されてしまうかもしれません。これは非常にもったいないです。

そのため、5分でもいいので平日でも電話が可能な時間を設けるようにしましょう。担当者に電話が可能な時間を伝えておくことで、お互いの信頼関係もできていきます。たとえ短い時間でも、電話が可能な時間を伝えておくようにしましょう。

このように、留学エージェントを活用するときはいくつかの注意点があります。留学エージェントによって特徴が異なるため、その違いを認識したうえであなたが望む留学生活をサポートしてくれる留学エージェントを利用することが大切です。