留学先でのアパートの探し方と家賃について

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一般的に、長期留学をして現地生活に慣れてくると、「新しいチャレンジをしたい」という気持ちになります。その中でも「アパートを借りて一人暮らしをする」というのは良い経験になります。

私は4年間の長期留学をしました。私の場合は、現地での生活や英語力にある程度の自信を持ち始めた留学3年目(当時18歳)のときに、アパートを借りて一人暮らしをしながら現地の高校に通いました。

オススメは長期留学を予定している人で、現地での生活に慣れたころにアパート暮らしをすることです。このページでは、「基本的なアパートの探し方・確認すべきこと」「家賃」の2つについて解説していきます。

目次|このページでわかること

アパートの探し方と確認すべきこと

アパートを探す際の情報収集源はいろいろとあります。たとえば地元の新聞に掲載されている広告、スーパーマーケットにある掲示板、カフェの張り紙、インターネット、不動産屋などがあります。

この中でも、インターネット上だけの情報で物件を決断するのはやめてください。なぜなら、webの情報と実際の物件情報が違う場合があるからです。

そのため、実際に見学をしてアパートの様子や周囲の環境などを前もって自分の目で確認しておくことが大切です。ここでは、確認すべきポイントについて3つに絞って紹介します。

確認すべきポイント1:建物自体

確認するべきポイントはいくつかあります。第一に建物自体です。基本的にアパートには家具付き物件と家具なし物件があります。自分で家具類などを準備する必要があるのかなども入居するまえに確認してください。

他にも「掃除が完了しているか」「壊れている箇所はないか」「洗濯機や冷蔵庫などの設備有無」などを確認します。

家具付き物件の場合、以下のものが基本的に付いています。

・ベッド
・タンス
・ソファ
・机
・椅子
・照明
※物件によっては、テレビや電子レンジなども備え付けられています。

ちなみに私は家具なし物件を借りました。「料理用オーブン」「冷蔵庫」「暖炉」の3つはアパートに備え付けられていましたが、その他はありませんでした。

そのため、「机」「椅子」「スタンドライト」「ベッド」「テーブル」など、生活する上で必要な家具類は、現地で出逢った仲間からすべて無料でいただきました。食器類や鍋類などは自分で購入しましたが、本当に必要なものだけを用意し、身軽に暮らしていました。

どんなに部屋が狭くても、基本的にリビングとキッチンは別になります。私が住んでいたアパートは、「リビングルーム」「ベッドルーム」「キッチン」「バスルーム」の4部屋ありました。バスルームにはトイレも付いており、カーテンをして区切ります。

また、地下(Basement)には有料のコインランドリー(洗濯機・乾燥機の2点)が設置されていたため、洗濯機は共同で使えたのでとても便利でした。

確認すべきポイント2:建物周辺の環境

第二に、建物周辺の環境をチェックしておくことは大切です。「建物付近の治安」「近隣の住人の様子」も時間帯を変えて確認しましょう。日中と夜で、人の出入りに変わりがないかも確認すべきポイントの一つです。

私の場合、不動産屋が仲介しているアパートを借りました。家から学校の校庭が見え、通っている高校から徒歩20秒ほどの所にある低層階(2階建て)を借り、そのアパートの2階に住んでいました。

当時の私は、物件を選ぶ基準を「学校から近い距離に住めるかどうか」を第一優先に考えました。

その理由は「移動時間を短縮できること」「余計な交通費をかけないこと」、そして「仲間をいつでも家に呼べる環境を手にいれる」などが理由でした。また、「バスなどの交通機関」や「スーパーまでの買い出し」なども物件を選ぶのに大事な要素の一つです。

建物の入口は基本的にオートロックです。そのため、一人暮らしの人がカギを家に忘れたら大変です。誰かが入口まで来るのを待っている必要があるからです。建物内にはカギを持っている住人しか入れないので、カギを忘れないように注意してください。

確認すべきポイント3:家賃に光熱費などは含まれているのか

水道や電気などのライフラインは家賃に含まれているのが多いのですが、こちらも合わせて確認してください。私の場合、水道代は含まれており、電気代・インターネットは別でした。手続き方法は家主や不動産会社、または現地で仲良くなった友人などに相談するのも良いです。

家賃は都市部と郊外で大きく変わる

アパートの家賃は都市部と郊外(田舎)では大きく変わります。また数階建ての集合住宅、2階建ての低層階、同じ建物内でも地下と地上階で家賃が変わります。

都市部と比較して、地方都市(田舎)の方がもちろん経済的です。特に安上がりなのは、田舎の低層階などです。

田舎にある地下の部屋であれば、多少の暗さを我慢することによって毎月の固定費を安く抑えることができます。ただ、地下の部屋といっても実際は上部に窓がある半地下が多いので大きな問題にはならないでしょう。

家から見える景色の良さ(見晴らしの良さ)などでも金額が違ってきます。このあたりは基本的に日本と同じです。ただ、いくら家賃を抑えられるとはいっても、大都会での低層階(地下を含む)は治安の面を考慮し、オススメしません。

私の場合、住んでいたのはカナダの田舎です。また、ダウンタウン周辺ではなく学校の隣にある2階建ての低層階でした。

大都会ではなく田舎だったこと、交通機関を利用してダウンタウンに行くまで約20分ほど必要とする場所に住んでいたことなどの理由で家賃を安く抑えることができました。当時の値段(2003年頃)で1LDK約520ドルほどでした。

この金額を友人に伝えると驚かれました。「バンクーバーなら同じ広さで700ドル〜はあるよ」と言われ、場所によって大きく金額が違うことが伺えます。

まとめ

自分のライフスタイルや留学目的、滞在期間などにもよって生活方法は変わります。

長期留学(2年以上)をする人は、アパートを借りて一人暮らしをすることで、英語力がさらに向上するでしょう。長期留学をする上で、アパート暮らしも一つの選択肢として捉えることで、より楽しい留学生活を実現できるでしょう。